N対Mのネットワーク型遠隔制御・監視に対応する、新世代ラックマウント電源
PWX シリーズは、ラックマウント電源として最適化設計がなされたCVCC 可変型スイッチング直流安定化電源です。デザインは実装効率を高めるため、19 インチラック幅の薄型形状とし、内部冷却の吸排気も前後面のみとすることで、上下を密着した実装が可能となっています。さらに同シリーズは、システムアップに不可欠な通信インターフェース群、LAN、USB、RS-232C を標準装備。
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PWX シリーズは、ラックマウント電源として最適化設計がなされたCVCC 可変型スイッチング直流安定化電源です。デザインは実装効率を高めるため、19 インチラック幅の薄型形状とし、内部冷却の吸排気も前後面のみとすることで、上下を密着した実装が可能となっています。さらに同シリーズは、システムアップに不可欠な通信インターフェース群、LAN、USB、RS-232C を標準装備。
1... | POWER スイッチ (|) 側を押すとオン(○)側を押すとオフ |
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2... | CURRENT ノブ 電流値の設定、またはコンフィグ設定の項目番号の選択 |
3... | VOLTAGE ノブ 電圧値の設定、またはコンフィグ項目内容の変更 (SHIFT)FINE:電圧値設定時の微調整 |
4... | 吸気口(ルーバ) 内部冷却用の吸気口 |
5... | OUTPUT キー 出力オン/オフの切り替 |
6... | SET キー 出力電圧値/出力電流値の設定/確認 (SHIFT)ALM CLR キー:保護機能作動状態の解除 |
7... | OCP・OVP キー 過電流保護(OCP)、過電圧保護(OVP)と低電圧制限(UVL)作動点の設定/表示 (SHIFT)A プリセット:メモリーA の値の呼び出し/保存 |
8... | CONFIG キー 動作に関する各種条件の設定 (SHIFT)B プリセット:メモリーB の値の呼び出し/保存 |
9... | PWR DSPL キー 電流表示部に出力電力を表示する (SHIFT)C プリセット:メモリーC の値の呼び出し/保存 |
10.. | LOCAL キー リモート状態/ローカル状態の切り替え (SHIFT)LOCK キー:OUTPUT キー以外の操作を無効にする |
11.. | SHIFT キー キーの下側に表示されている青色の機能を有効にする |
PWXシリーズは、ラックマウント電源として最適化設計が PWX750MLなされたCVCC 可変型スイッチング直流安定化電源です。デザインは実装効率を高めるため、19 インチラック幅の薄型形状とし、内部冷却の吸排気も前後面のみとすることで、上下を密着した実装が可能となっています。さらに同シリーズは、システムアップに不可欠な通信インターフェース群、LAN、USB、RS- 232C を標準装備。VMCB(仮想マルチチャンネルバス)機能を併用することで、1 対Nはもちろん、N 対M かつ大規模なネットワーク型の遠隔制御・監視を効率よく行うことができます。特にLAN はLXI対応※ですので、パソコン、スマートフォン、タブレット等のWEB ブラウザからの制御・監視が可能。別建屋にある電源の遠隔管理なども手軽に実現することができます。出力仕様としては、出力電力750W と1500W の2 タイプがあり、動作領域は広い電圧・電流設定の組み合わせが可能な「3 倍比」の電力型。例えば定格出力電力1500W タイプのPWX1500ML では、80V-18.75A から26.8V-56A までシームレスな動作が可能です。また入力電源電圧も85V 〜265V のユニバーサル仕様とし、高調波電流抑制のためのPFC(力率改善回路)も内蔵。その他、アナログ外部制御・モニタ出力、マスタスレーブ並列運転機能、各種保護機能、メモリ機能等を装備しています。
LAN標準装備×VMCB(仮想マルチチャンネルバス)機能 でネットワーク型遠隔制御・監視をサポート
PWXシリーズは、通信インターフェースとしてLAN、USB、RS-232Cを標準で装備しています。また、複数のPWXシリーズを仮想グループ化して管理できる「VMCB(仮想マルチチャンネルバス)」機能(※1)を併用することで、1対Nはもちろんのこと、N対Mかつ大規模なネットワーク型の遠隔制御・監視を効率よく行うことができます。特にLANはLXI(LAN eXtention for Instrumentation)対応ですので、パソコン、スマートフォン、タブレット等のWEBブラウザからPWXシリーズに組込まれているWEBサーバにアクセスして、電源を制御・監視することができます。
さらに、別売のシーケンス作成・制御ソフトウェアSD013-PWX(Wavy for PWX )では、VMCB接続されたPWXシリーズをチャンネル指定で(個別に)設定することはもちろん、グローバルコマンドを利用した一括制御も可能(※2)。複数台を一斉に出力ON/OFFしたり、出力電圧・電流値を操作するといったことができます。
※1:PWX750MLはファームウェアVer.2.0以上にて対応
※2:Wavy for PWXの「直接制御」でのみ有効です。なおグローバルコマンドは、VXI-11/HiSLIP/SCPI-RAWの制御でも利用可能です。
パソコンとPWXシリーズをハブを使用してLAN接続し、仮想グループ化するPWXシリーズを右図のように設定します。なお、仮想グループ設定数は最大255、1グループあたりの最大構成台数は31で、グループ内の機種混在も可能です。
組み込まれているWEBサーバについては、パスワードによるアクセス制限をかけることができます。またVXI-11/HiSLIP/SCPI-RAWでの制御については、IPアドレスによるホスト制限を設定可能。ホスト登録した端末(最大4台まで登録可能)以外からのアクセスを防止することができます。
※ファームウェアVer.2.2× 以上にて対応
通信を監視する機能を備えています。例えば、LANケーブルが抜けてしまって通信が確立しない場合など、設定した時間内に通信がないとアラーム(アラームランプ点灯)、となり出力をオフします。無制御状態での動作を防止し、システムの信頼性を向上します。
電子機器の設計やテストに必要不可欠の直流安定化電源の選定ポイントを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください!