多機能なハードウェアと総合ソフトウェア

Chroma 8491 LED電源自動試験装置は、LED電源テストに要する試験を可能にしたシステムです。一度に複数の被測定物（以下UUT）の試験ができますので、大幅に生産ラインの効率を高められます。さらに、この試験装置は交流電源、直流電源、デジタル電力計、PCIインターフェースカード、センサユニットとセンサモジュールといった各種ハードウェアを自由に組み合わせることができます。このシステムに使用する電子負荷はLED電源の電気的特性を入力できる専用電子負荷になっています。

システムに搭載するPCIインターフェースカード-LED電源測定カードと制御カードの主な機能は調光電流/周波数/周期デューティサイクルの測定、調光制御信号(直流電圧/パルス幅変調/SM BUS) 、イネーブルスイッチ信号があります。さらにタイミング/ノイズアナライザを利用すれば、20MHz帯域幅のリップル電流測定を行うことができます。

Chroma 8491 LED電源ドライバ自動試験装置は、UUTのV-I特性に対する多様な試験項目を搭載しており、試験条件と仕様を入力するだけで実行することができます。ソフトウェアはWindows98/2000/NT/XP 環境下で操作でき、簡単で使い勝手の良いシステムですので、最適な試験環境を構築することができます。

ATS外観例

1. LEDドライバとDC電源の同時検査
2. オープンアーキテクチャ採用のプラットフォーム
3. 拡張性のあるシステム構成

制御ソフトウェア "Power ProⅢ"

Power ProⅢソフトウェアは拡張性の高いオープンソフトウェアアーキテクチャを採用したシステム制御ソフトウェアです。Power ProⅢは各種被測定物を評価するにあたり、必要とされる各種試験項目及び自動検査プログラムの作成・編集から試験結果の出力に必要なレポート作成機能及び統計分析機能を備えています。

試験項目編集画面は、C言語に似た強力なツールを採用し、プログラム言語を使用せずに直感的に試験項目を作成、編集することができます。試験手順、試験状態の編集、試験結果の表示、試験データの一時保管など定義することができ、試験項目プログラムエディタはバッチテスト用に準備されている試験項目と連携する機能を備えています。

レポート作成機能は、試験データ（数値データ及び波形データ）の管理、編集が可能で、ご要望の試験成績書を簡単に作成することができます。（Microsoft Excel、Microsoft Wordフォーマットでの出力が可能）

自動試験システム(ATS)主要機器構成例

各種試験冶具も対応可能

ATSと試験試料を接続する各種の冶具も製作いたします。

　（試験冶具一例）