OptiFiber Pro OTDR (光パルス試験器)の特長
特長
- 光ファイバー認証試験にかかる時間を短縮、クイック・テスト・モードで測定時間は 1 波長あたりわずか 2 秒
- 多数のパッチ・ケーブルとコネクターから構成されるデータセンターでの光ファイバー配線トラブルシューティングに最適な DataCenter OTDR™ モード
- グラフィカルな EventMap™ 表示ですべてのコネクター、スプライス、高損失部位を簡単に特定
- FiberInspector ビデオ・プローブによりコネクター端面の状態を規格に基づき 2 秒で合否判定
- Smart Loop OTDR 機能により、2 芯双方向の OTDR 試験を従来の半分の時間で実行
双方向試験を効率化する Smart Loop OTDR 機能
OTDR 試験においても、各イベントの正確な損失値を得るために測定対象物の双方向から試験を行う場合があります。この場合、OTDR を遠端に移動させる必要があり、一般的に敷設長が長い光ファイバー配線において、その実現は困難でした。特許申請中の Smart Loop 機能を用いれば、2 本のリンクの双方向試験を OTDR 自体を遠端に移動することなく行う事ができます。この機能を利用するためには、以下の図のように遠端において 2 本のリンクを一定長以上のファイバーでループ状に接続する必要がありますが、OTDR を都度移動する場合と比べ近端と遠端との間を往復する回数は半分で済み、効率的な双方向測定が行えます。
仕様
主な OTDR の仕様 | マルチモード・モジュール | シングルモード・モジュール |
波長 |
850 nm ± 10 nm 1300 nm +35/-15 nm |
1310 nm ± 25 nm 1550 nm ± 30 nm |
互換性のある ファイバーの タイプ |
50/125 µm 62.5/125 µm |
9/125 um |
イベント・ デッド・ゾーン1 |
850 nm:0.5 m (代表値) 1300 nm:0.7 m (代表値) |
1310 nm:0.6 m (代表値) 1550 nm:0.6 m (代表値) |
減衰デッド・ ゾーン 2 |
850 nm:2.5 m (代表値) 1300 nm:4.5 m (代表値) |
1310 nm:3.6 m (代表値) 1550 nm:3.7 m (代表値) |
ダイナミック・ レンジ 3、5、6 |
850 nm:28 dB (代表値) 1300 nm:30 dB (代表値) |
1310 nm:32 dB (代表値)) 1550 nm:30 dB (代表値) |
距離範囲設定の 最大値 |
40 km | 130 km |
距離測定範囲 4、5、7、8、9、10 |
850 nm:9 km 1300 nm:35 km |
1310 nm:80 km 1550 nm:130 km |
反射率範囲 4、5 |
850 nm:-14 ~ -57 dB (代表値) 1300 nm:-14 ~ -62 dB (代表値) |
1310 nm:-14 ~ -65 dB (代表値) 1550 nm:-14 ~ -65 dB (代表値) |
サンプル分解能 | 3 cm ~ 400 cm | 3 cm ~ 400 cm |
パルス幅 (定格) |
850 nm:3、5、20、40、200 ns 1300 nm:3、5、20、40、200、1000 ns |
1310/1550 nm:3、10、30、100、300、1000、3000、10000、20000 ns |
テスト時間 (1 波長あたり) |
自動設定:5 秒 (代表値) | 自動設定:10 秒 (代表値) |
クイック・テスト設定:2 秒 (代表値) | クイック・テスト設定:5 秒 (代表値) | |
最高の分解能を得るための設定:2 ~ 180 秒 | 最高の分解能を得るための設定:5 ~ 180 秒 | |
FaultMap 設定: 2 秒 (代表値)、180 秒 (最大値) |
FaultMap 設定: 10 秒 (代表値)、180 秒 (最大値) |
|
DataCenter OTDR 設定: 1 秒 (850 nm での代表値)、7 秒 (最大値) |
DataCenter OTDR 設定: 20 秒 (代表値)、40 秒 (最大値) |
|
手動設定: 3、5、10、20、40、60、90、120、180 秒 |
手動設定: 3、5、10、20、40、60、90、120、180 秒 |
|
1.1.5 dB 以下の、パルス幅が最も短い不飽和状態の反射ピークで測定。マルチモードでは 40 dB 以下の反射ピーク、シングルモードでは 50 dB 以下の反射ピーク。 2.パルス幅が最も短い後方散乱から ± 0.5 dB の偏差で測定。マルチモードでは 40 dB 以下の反射ピーク、シングルモードでは 50 dB 以下の反射ピーク。 3.OM1 ファイバーの代表的な後方散乱係数:850:-65 dB。1300:-72 dB。 4.OM2-OM4 ファイバーの代表的な後方散乱および減衰係数:850 nm:-68 dB、2.3 dB/km。1300 nm:-76 dB、0.6 dB/km。 5. OS1-OS2 ファイバーの代表的な後方散乱および減衰係数:1310nm:-79 dB、0.32 dB/km。1550 nm:-82 dB、0.19 dB/km。 6.SNR=1 方式、3 分で平均化、最大のパルス幅。 7.850 = 9 km (代表値)で終端を検出、または 7 km (代表値)で 0.1 dB イベントを検出(イベント前の減衰の最大値は 18 dB)。 8.1300 = 35 km (代表値)で終端を検出、または 30 km (代表値)で 0.1 dB イベントを検出(イベント前の減衰の最大値は 18 dB)。 9.1310 = 80 km (代表値)、イベント検出 – 60 km (代表値)で 0.1 dB イベントを検出(イベント前の減衰の最大値は 20 dB)。 10.1550 = 130 km (代表値)で終端を検出、または 90 km (代表値)で 0.1 dB イベントを検出(イベント前の減衰の最大値は 18 dB)。 11.屈折率の誤差を含まず、自動イベント検出エラーを含まない。 12.12 .1 dB ステップあたりの dB 偏差。 13.OTDR が 0.1 dB イベントを検出可能な距離範囲内におけるトレース後方散乱に適用。 |
OptiFiber Pro OTDR (光パルス試験器)に関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- フルーク・ネットワークス
- 企業PR
- フルーク・ネットワークスは、米国の精密電子計測器メーカーである「フルーク・コーポレーション」のネットワークス部門が 2000 年に分社化して生まれたネットワーク関連ツールのメーカーです。お客様の重要なネットワーク・インフラを常に最適な状態に保つためのメタル・光 LAN ケーブル・テスターを中心に、日本を含む世界 50 ヶ国以上で事業を展開しており、弊社の高品質、高付加価値ソリューションは既に世界 20,000 以上の企業ネットワーク、システム・インテグレーター等のネットワーク設計、構築の専門企業などで使用されています。
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