静電気試験器の特長
- 代表的な準拠規格名:IEC 61000-4-2 Ed.2, ISO 10605 Ed.2, 個別の業界規格, メーカーさま社内規格
- 試験の始業前点検を簡単にする3つのプリチェック機能を搭載(①高圧電源出力/②絶縁耐圧/③放電リレー動作チェック) 装着ミスをへらす『CR定数 チェック機能』
- 気中放電時の放電が確認できる『放電検出機能』
試験の開始から終了までをトータルサポートするスマートESD
人体や物体などに帯電したエネルギーが、電子機器へ放電した際の耐性を評価するEMC試験器です。
AC/DCで駆動するあらゆる電子機器の誤動作や機能低下などの性能評価にお使いいただけます。
複雑な試験をかんたんにできるプログラムタイプの試験器です。
出力電圧は最大30kV、IEC 61000-4-2 / ISO 10605規格に準拠した試験がおこなえます。
製品特長
- より確実な試験の実施を考慮した『3つのプリチェック機能』
- 装着ミスをへらす『CR定数 チェック(表示あり)』
- 放電カップやCRユニットがワンタッチで交換!
- 設定が簡単にできる『テンキー&ロータリーノブ』
- 試験器から離れた場所でも設定ができる『赤外線リモコン』
- 気中放電時の放電が確認できる『放電検出機能』
- 長時間試験をもっとラクに!『業界最軽量級の放電ガン(当社調べ)』
- EUTを明るく照らす『LEDライト』
より確実な試験を実現! 『3つのプリチェック機能』を搭載
新しい静電気試験器には、本体および放電ガンに、「高圧電源出力チェック」、「絶縁不良チェック」、「放電リレー動作チェック」の3つのプリチェック機能を搭載しました。
いままで、試験器本体の故障に気づかなかった場合や放電ガン内部リレーが寿命となりきちんと試験が行えなかった!などのトラブルを未然に予防する事ができます。
また、プリチェック機能の試験器の指示に従い、簡単な操作でアッというまに出来ます。
装着ミスをへらす『CR定数 表示機能』
従来は分解して確認をしていた放電抵抗と放電コンデンサの定数が本体画面上に表示されるようになりました。
放電ガンのCRユニットまたは放電カップを付け替えたとき、および本製品の電源ON時に自動認識し、タイプの判別をおこないます。
CR ユニットの判別と、放電カップの判別は個別におこなわれ、組み合わせが規格に準拠している場合はメインメニュー下部に準拠規格が表示されます。
CR ユニット[CR] | 放電カップ[CUP] | 準拠規格表示 |
150pF-330Ω | 330 |
IEC 61000-4-2 ISO 10605 2nd Ed. |
330pF-330Ω | 330 | ISO 10605 2nd Ed. |
150pF-2kΩ | 2k | ISO 10605 1st Ed. & 2nd Ed. |
330pF-2kΩ | 2k | ISO 10605 1st Ed. & 2nd Ed |
放電の有無が確認できる放電検出機能
従来の試験では放電の有無を目視等でしか確認する事ができませんでしたが、新しい静電気試験器では放電検出機能を搭載しました。
静電気放電が行われた際には試験器本体のブザー音や放電ガンのLEDにより放電の有無が確認できます。
項目 | 放電検出時 | 放電未検出時 |
LED表示 | 赤 → 緑 | 赤のまま |
ブザー音 | 短く発音“ピッ” | 無音 |
カウント | カウントアップする | トリガ入力→放電カウントなし |
重量バランス改善と軽量化を実現!持ってよし・使ってよしの放電ガン
“重心バランス改善と約20%超の軽量化を実現”もちろん!従来の発生器にもお使いいただけます。
試験器から離れても制御できる『赤外線リモコン』を装備
仕様
項 目 | 機 能 / 仕 様 |
出力極性 | 正 / 負 |
出力電圧 |
0.20kV〜30.0kV( 30.5kV max) ※0.20kV〜1.99kV ±10% 2.00kV〜30.0kV ±5% 0.20kV ~ 30.0kV(30.5kVmax) ~ 10.0kV : 0.05kVステップ設定、10.0 ~ 30.0kV : 0.1kVステップ設定 |
繰返し周期 |
00.05s ~ 99.9s±10% /手動 設定ステップ:0.05s(0.05 ~ 10.0s範囲)、0.10s(10.0 ~ 99.9s範囲) |
印加回数 | 1回~ 60000回 1回ステップ設定、または連続 |
静電気印加モード | 接触放電/気中放電 |
輻射レベルモード | 通常モード(NORMAL)/特別モード(EXTRA) |
トリガモード | ガントリガ/本体トリガ/外部トリガ |
操作パネル | 表示:カラー液晶/操作:押しボタン(一部照光式) |
ガンホルダー | 放電ガンGT-30Rをセットするガンホルダーを標準添付 |
放電検出 | 気中放電モードにて放電を検出する機能(2kV以上設定時) |
プリチェック機能 |
ユーザー操作によるプリチェック機能(校正ではありません) チェック1:高圧電源出力チェック チェック2:絶縁耐圧チェック チェック3:放電リレー動作チェック |
CRと放電カップチェック | CR定数認識、カップ認識機能により、組み合わせミスを防止(個別表示あり) |
IEC標準試験モード |
接触放電モード:2.0,4.0,6.0,8.0kVのステップ設定 気中放電モード:2.0,4.0,8.0,15.0kVのステップ設定 |
マニュアル試験モード |
接触/気中放電モード、0.2kV ~ 30.0kV任意設定 スイープ機能あり、50ユニット記憶可能 |
シーケンス試験モード |
個々に設定をした試験条件を連続動作 1プログラムあたり最大22ステップ、20プログラム記憶可能 |
警告ランプ | 本体電圧出力時:点灯 静電気印加中:点滅 |
充電用コンデンサ・抵抗 | 150pF±10%、330Ω±10% (放電ガンGT-30RA内のCRユニットに内蔵) |
本体充電抵抗 | 10MΩ(放電ガン側43MΩとの組合せで53MΩ)※ |
AUXコネクタ |
D-SUB15ピン メスコネクタ (パトライト、除電プローブの接続、 外部インターロック入力、外部トリガ入力端子) |
光通信コネクタ | PC通信用光コネクタ(シリアルインターフェイス) |
駆動電源・消費電力 | AC100V〜AC240V 50Hz / 60Hz ±10% 75VA |
外形寸法 |
本体:(W)392mm×(H)312mm×(D)295.3mm(ガンホルダ含む) 放電ガン:(W)83.3mm×(H)217.2mm×(D)229.3mm |
質量 |
本体:約7.0kg(ガンホルダー 除く)ガンホルダー含む場合は、約7.5kg 放電ガン:約1080g(ケーブル含む/コネクタ除く) |
※CRユニットの組み合わせにより定数が異なります。
※半導体向け100pF-1.5kΩ(人体モデル:HBM)および200pF-0Ω(マシンモデル:MM)の静電気試験を行なう
場合は、半導体用静電気試験器 Model:ESS-6002/6008をご提供しております。
※※放電ガンのコンデンサユニットおよび放電抵抗を100pF-1.5kΩ(人体モデル:HBM)および200pF-0Ω(マシン
モデル:MM)の定数に交換頂いても半導体向け静電気試験規格の仕様は満たしませんのでご注意ください。(出力
波形の規定が異なるため、CR定数を合わせても半導体向け静電気試験規格には準拠しません。)
お見積り・ご質問等、お気軽にお問合せ下さい。 |
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出展企業情報
- 企業名
- 株式会社ノイズ研究所
- 企業PR
- 株式会社ノイズ研究所、各種EMC(EMI/EMS)ノイズ試験器や測定器、RF試験システムなどを開発・製造・販売しています。
NI(ナショナル・インスツルメンツ)の製品・ソリューションを特集しています。
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