差動増幅器の特長
特長
●広帯域 DC~10MHz 立ち上がり時間 35ns
●高利得 10~1000倍
●差動入力/片線接地切換え
●低雑音 入力換算雑音4nV/√Hz
●高コモンモード除去比 120dB以上
●DCオフセットキャンセル回路内蔵
アプリケーション
■素子(半導体等) の周囲環境による微少な変化の測定に
5307では、Aの入力信号とBの入力信号の差(A-B) を増幅した信号が出力されます。半導体等の素子で同じものを2つ用意して、同じ信号を加え、それぞれの素子の電圧をAおよびBに入力します。そして、一方の素子のみに、周囲環境(温度・湿度・圧力等)を変化させたときの変化分を増幅して出力する ことができます。例えば、各々の素子の電圧が1Vで、変化分が1mVだとすると、A入力が1V、B入力が1V+1mVとなり、出力はA-Bの1mV(-1mV)に利得(ゲイン)をかけた電圧となります。
■信号検出における、ノイズの影響回避に
●外部からのノイズを防ぐ場合
センサ等からの信号を5307のAとBに入力することにより、センサからの2つの出力信号に影響するノイズ信号を相殺することができます。
センサ等の信号源からの出力ケーブルに誘導ノイズが入り込む場合、信号源の2つの出力信号(HiとLo)を各々、A・Bに入力することにより、その誘導ノイズの影響を相殺し本来のセンサ等の出力信号を増幅することができます。 (コモンモードノイズの除去)
●グラウンドからのノイズの影響を防ぐ場合
センサ等の信号源の一方がグラウンドに接地されていて、増幅器の出力のグラウンドとの間に電位差が発生している場合では、増幅器の出力のグラウンドを基準にすると、センサ等の信号源とグラウンドの電位差の電圧を増幅していることになります。
この時、センサ等の信号源のグラウンド端子を差動アンプのBに入力することにより、グラウンドの電位差の影響を受けずにセンサ等の信号源からの信号を増幅することができます。
差動増幅器に関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- 株式会社エヌエフ回路設計ブロック
- 企業PR
- 電子計測器、電源機器、電子部品、カスタム応用製品により、研究開発から生産ラインまで、お客様の多様なニーズにお応えしています。
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