主な仕様

• 電圧レンジ：
  • NGU201: 0 V ～  +20 V
  • NGU401: -20 V ～ +20 V
• 最大出力電流（各チャネル）：≤ 6 V: 8 A, > 6 V: 3 A
• 最大出力電力（各チャネル）：60 W
• クラス最速の負荷回復時間： < 30 µs
• 6 1/2桁表示による高分解能測定

R&S NGU201はバッテリ消耗解析に最適

• 実際の電池は、電池の種類や充電状態によって特性が異なります。容量、開回路電圧（Voc）、および等価直列抵抗（ESR）は、充電状態（SoC）に依存する重要なバッテリー特性です。オプションのバッテリーシミュレーション機能により、さまざまな充電条件下でのバッテリーの動作をシミュレートできます。
  

• DUTへの負荷を抑えるためには、電源の出力インピーダンスを低くする必要があります。これに対して、バッテリの放電に伴う内部インピーダンスの増加をシミュレートする必要もあります。
  R&S NGU201は出力インピーダンス調整機能により、これらのアプリケーションをサポートします。
  
  
  

R&S NGU401は半導体デバイス評価に最適

• 4象限アーキテクチャにより、正または負の電圧または電流を供給でき、両方の極性でソースまたはシンクとして機能できます。これにより、回路を変更することなく、1回のテスト操作で半導体デバイスの順方向および逆方向の特性評価が可能です。
  

• R&S NGU401は、任意波形発生器を接続するための変調入力コネクタが搭載されています。このコネクタから任意波形を入力すればAC電源のようにふるまい、最大1 kHzのグリッチまたは不安定な電源のシミュレートが可能です。
  
  

ノイズやリップが少なく、高速過渡応答を実現

• 携帯電話やIoTデバイスなどの家電製品は、スリープモードでほとんど電力を必要としません。ただし、デバイスが送信モードに切り替わるとすぐに、電流が急激に増加します。このようなDUTに電力を供給するために使用される電源装置は、電圧降下やオーバーシュートを発生させることなく、数nAからA範囲までの負荷変動を処理できなければなりません。

  R&S NGUは、電源が負荷の変化をどのように調整するかをユーザーが決定できます。 「高速」のデフォルト設定は速度が最適化されており、30μs未満の過渡応答時間を実現します。 「高速」を無効にすると、特別な負荷条件下でのオーバーシュートの防止に重点を置いて、回復時間がわずかに長くなります。

高分解能タッチスクリーンによる使い易GUI

• 大型の静電容量式タッチスクリーンは、R&S NGUの操作性を驚くべきレベルに向上させています。数値を軽くタップすると、仮想キーボードが表示され、目的の値を入力できます。さらに、回転ノブを使用して、さまざまな保護機能の電圧、電流、および制限値を設定できます。使用頻度の低い機能は、メニューからアクセスして操作できます。