レゾルバ位相計測システム　マスターPC+ECS-RV01 (ECS-RV01)

アトセンス株式会社｜最終更新日：2022/01/20

基本情報

EVモータ製造検査や性能試験におけるレゾルバ位相計測に最適

モータ軸とレゾルバの位相差計測において人・装置・設定で生じる差異を大幅に改善できます。また、校正証明可能です。

型番: ECS-RV01

価格: お問合せ下さい

発売日: 発売中

レゾルバ位相計測システム　マスターPC+ECS-RV01 の特長

特徴

レゾルバとモータの位相差を数値で表示
レゾルバのZ相とモータの電圧を波形表示
レゾルバ信号をABZ相に変換・表示
速度・角度を数値、グラフで表示
三相それぞれの波形及び実効値表示
サーミスタ抵抗値によるモータの温度取得
EtherCAT通信による複数ユニットデータの同時性保証
※　本システムはEtherCAT通信を採用しており、接続したEtherCATスレーブ機は同時性を保つことが可能です。

■レゾルバ位相計測の既存方式を本システムの比較

■システム構成

仕様

名称		レゾルバ位相計測ユニット
型式		ECS-RV01
レゾルバインタフェース部
	対象レゾルバ	１相励磁　２相(SIN,COS)出力レゾルバ
	レゾルバ励磁信号	R1・R2　7Vrms　励磁周波数は10kHz／20kHzを選択
	レゾルバからの入力	SIN入力(S1,S3)およびCOS入力(S2,S4) 入力ゲインを切替可，軸倍角数(✖１,✖２,✖３,✖４)を選択可
	EtherCAT出力: 　　　　　　　ABZ相	2.5us毎　エンコーダ模擬A相，B相，Z相　対応回転数は最大1200r/min
	角度位置	1ms毎　出力値は0~4095(12bitモード)または0~1023(10bitモード) 精度±0.4°
	回転速度	1ms毎　エンコーダ模擬信号A相，B相から算出　浮動小数点数対応回転数最大4800r/min(２極)
	使用コネクタ	６ピンスプリング式端子台コネクタ2.5mmピッチ１列
逆起電圧入力部
	入力電圧	三相　相間でAC100Vrms以下
	入力抵抗	各相　対仮想中性点で20kΩ
	EtherCAT出力：　　　　　瞬時値電圧	10us毎　相毎 -102.4V~+102.4Vを符号付16bit整数で出力精度±0.15V　温度偏差±0.02V
	実効値電圧	1ms毎　相毎に出力　浮動小数点数で出力　精度±0.15V
	耐圧	三相一括対地(FG)　AC2000V１分間
	使用コネクタ	４ピンスプリング式端子台コネクタ2.5mmピッチ１列
抵抗測定部
	抵抗値範囲	100Ω~150kΩ　　精度±1.5%（1kΩ～150kΩ），±4.0%（100Ω）
	想定使用方法	サーミスタを接続して温度測定（抵抗値から温度への換算はマスタにて実施）
	EtherCAT出力：　　　　　　　抵抗値	1ms毎　32bit整数で出力
	使用コネクタ	３ピンスプリング式端子台コネクタ2.5mmピッチ１列
EtherCATポート
	コネクタ	RJ45ソケット　INポート／OUTポート各１
	プロトコル	EtherCATスレーブ
	接続ケーブル	Ethernetカテゴリ5以上，二重シールド(アルミテープ＋編組) ストレート配線
	伝送速度	100Mbps
	同期モード	Distributed Clockを使用　周期は1ms固定
一般仕様
	RoHS指令	欧州RoHS1指令対応
	供給電源	DC24V±20%、600mA max ３ピンスプリング式端子台コネクタ3.5mmピッチ１列を使用
	電気的絶縁	下記グループ間相互で電気的絶縁・抵抗値測定部・逆起電圧入力部・レゾルバインタフェース部・内部回路・EherCATコネクタ(INおよびOUT)・ケース・ＦＧ(アース) ・供給電源(DC24V)
	使用周囲温度	-25℃~+60℃
	使用周囲湿度	95%RH以下(結露無きこと)
	外形寸法	260(W)×70(H)×200(D)　　突起部含まず
	質量	約1600g
	設置方法	DINレールに固定(垂直置き)　または　机上・棚上などに設置(水平置き)
	保護等級	IP20