トナー帯電量・直径比 q/dメーター (q/d-meter)

EPPING-PES Laboratorium|最終更新日:2023/07/12

基本情報

トナー帯電量・直径比 q/dメーター
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トナー粒子ごとの 帯電量・直径比 q/d を測定。与えられたトナー試料の q/d分布 、d(直径) 分布などから、トナーの物性を評価できます。

複写機、レーザープリンター、LEDプリンターなどの電子写真装置で使用する現像剤について、q/dメーター(旧q-test)は、トナー粒子ごとの帯電量・直径比 q/d [ fC/µm ※]を測定できます。q/mメーターが与えられた試料全体に対する測定なのに対し、q/dメーターは粒子ごとのより詳細な情報を得る事ができます。(※fC = フェムトクーロン。fは-15乗)

型番
q/d-meter
価格
2,300万円~
発売日
発売中
お問い合わせはこちら

トナー帯電量・直径比 q/dメーターの特長

測定原理は帯電トナー粒子が電界中を運動する時の偏向量(向きを変えられた量)を観測する方法です。この偏向量は、トナーの帯電量や帯電量・直径比 q/d などにより決まります。
スライドガラスにトナーが堆積した標準測定ヘッド
q/dメーター は、測定ヘッドを備えた デフレクション・ユニットと、画像解析・評価用の顕微鏡を備えたパースキャン装置の2つの独立した装置で構成されています。
測定ヘッド内で、粒子は電界の張られた乱れのない気流中を進みます。
帯電粒子はEフィールドの電極方向に偏向され電極上に配置されたスライドガラスに着地します。偏向量は粒子の帯電量・直径比 q/dと電荷の極性に依存します。
粒子が堆積したスライドガラスを設置したパースキャン
スライドガラスは パースキャンで自動的にスキャンされます。粒子の堆積点像は、粒子の帯電量・直径比 q/d を計算するために使用されます。
また粒子の点像がスライドガラス上で独立して観察できる場合、粒子の直径を評価することもできます。
帯電量・直径比 q/d 分布
q/dメーターで測定可能な値
 ● q/d分布 (粒子の帯電量・直径比)

 ● 直径 q(d) に関連する q 分布

 ● 直径 q/d(d) に関連する q/d 分布

 ● q/d2 分布 (表面積あたりの電荷)

 ● q/m 分布 (質量あたりの電荷)

 ● 直径 d 分布(個数・体積)

q/dメーター 1成分用モバイルヘッド
ハードウェア構成
  • 2台の卓上型測定器(重ねて置き可能)
  • 測定ヘッド
     ・標準測定ヘッド(二成分現像剤活性化セルを装備)
     ・1成分用モバイルヘッド(OPC、現像スリーブなどの表面からサンプリング可能)
  • 気流制御系と電極電圧制御系
  • BOX型PC(Windows OS搭載)
ソフトウェア
  • 対話形式の簡単な操作性で測定と、スキャンのサイクルを完全に自動化した
    Windows対応 q/dメーター専用のソフトウェア
インターフェース
  • q/dメーター :USB×1
  • パースキャン: USB x 1、RJ-45 GigEカメラ x 1
電気的要件
  • 110 VAC~230 VAC ± 10% @ 50/60 Hz
  • 2 x 0.2 kWの消費電力
環境条件                
  • 温度 10 - 40 °C (50 - 104°F)
  • 湿度 10~70%rH(結露しないこと)
寸法・重量
  • q/dメーター: L 550 x H 330 x D 400 mm / 重量 22 kg
  • パースキャン: L 550 x H 330 x D 400 mm / 重量 32 kg
 

q/d メーター関連資料

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トナー帯電量・直径比 q/dメーターの動画

測定手順を動画で説明してます。

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出展企業情報

企業名
EPPING-PES Laboratorium
企業PR
PES-Laboratoriumはドイツミュンヘンに1970年、静電気の分野に取り組むために設立されました。今日、本測定装置は世界中で評価され、トナー業界だけでなく、研究開発部門や品質および生産管理においても標準的なツールになっております。販売・サポートは日本電計にて行っております。
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