多機能計測システムの特長
製品概要
●カラー液晶タッチパネル搭載で直観的な操作性
●現場測定で最適なB5サイズ。アンプ、電池を含んで1.2kgの軽量設計
●取り外し可能な充電式リチウムイオンバッテリを採用。現場でバッテリ交換が可能
●本体部は防水等級IP54に対応
● 無線計測にも対応。現場でのケーブルの引き回しが不要に
プラットフォーム(本体)とアンプ
SA-A1B2(2チャンネル)・SA-A1B4(4チャンネル)
マイクロホンや圧電式加速度ピックアップの直接接続が可能(CCLD 搭載)
接続図
無線計測
ケーブルの引き回しが難しい現場での計測に最適
無線ドックとアンプを使用することにより、プラットフォーム(本体)は、
離れた場所で測定が可能
無線システムの接続例(SX-A1WD)
無線測定システム
無線LANを使用してSA-A1とアンプを1:1で接続
測定は、SA-A1WDに装着したアンプで行う
遠隔システム(LAN)
LANケーブルを使用してSA-A1とアンプを1:1で接続
測定は、SA-A1WDに装着したアンプで行う
多点遠隔測定システム
SA-A1と複数のアンプを1:2~4で接続
SA-A1にドッキングしたアンプを含め、最大4台まで同時に接続可能
無線LAN、有線LANが混在した環境でも測定が可能
FFT分析プログラム SX-A1FT
時間波形
1フレーム分(FFT分析点数)の時間波形が表示されます。
波形収録したデータの場合、収録した時間波形を表示することができ、
再分析を行うことも可能です。
FFT分析
入力信号を高速フーリエ変換(FFT)することにより、信号のもつ規則性を見い出し、
信号に含まれている周波数分析を行います。特に、自動車・家電製品の品質評価、
設備診断・異音検出など音響・振動の信号分析に幅広く使用されます。
伝達関数
伝達関数は、入力信号と出力信号の関係を周波数領域で示しており、振幅と位相が求められます。SA-A1にはこの種の演算として他にコヒーレンス関数とクロススペクトルがあります。
再演算
SA-A1で波形収録したWAVE形式の波形データは、SX-A1FTによりFFT分析をすることができます。
FFT分析プログラム SX-A1FT
リアルタイム分析処理全般 | ||
演算概要 | FFT分析 | |
チャンネル数 | 4チャンネル | |
波形収録機能 | 分析と同時に波形収録が可能 | |
トリガ | ||
トリガモード | フリー、シングル、リピート | |
トリガソース | 波形、外部、回転速度 | |
トリガポジション | ±N/2以内(Nは分析点数) | |
波形収録機能 | 分析と同時に波形収録が可能 | |
演算関数 |
1フレームの時間領域波形、パワースペクトル、 クロススペクトル、伝達関数、コヒーレンス |
|
窓関数 | レクタンギュラ、ハニング、フラットトップ、指数、フォース | |
分析周波数 | 20 kHz、10 kHz、5 kHz、2 kHz、1 kHz、 500 Hz、200 Hz、100 Hz | |
分析点数 | 256、512、1 024、2 048、4 096、 8 192、16 384※1 |
※1 波形収録機能使用時は分析点数16 384は設定不可
平均・その他演算 | リニア、指数、MAX | |
平均回数 | 1~1 024 | |
再分析処理全般 | ||
演算概要 | 波形収録したデータをFFT分析 | |
チャンネル数 | 4チャンネル | |
演算関数 |
1フレームの時間波形、パワースペクトル、クロススペクトル、 伝達関数、コヒーレンス |
|
窓関数 | レクタンギュラ、ハニング、フラットトップ、指数、フォース | |
分析点数 | 256、512、1 024、2 048、4 096、8 192、 16 384、32 768 | |
オーバラップ率 | 0 %、25 %、50 %、75 % | |
平均・その他演算 | リニア、指数、MAX | |
平均回数 | 1~1 024(最大、表示する時間波形により制限あり) | |
ファイル形式 | バイナリファイル※2 |
※2 SA-A1ファイルコンバータ(付属)によりテキストファイルに変換することが可能
1/3オクターブバンド分析プログラム SX-A1RT
オクターブバンド分析
騒音レベルや振動レベルの評価・対策を目的とした分析には、人間の感覚に対応させやすいオクターブバンド分析(オクターブバンド、1/3オクターブバンド)が一般的に使用されます。画面は1/3オクターブバンド分析時のグラフと数値を同時に表示しています。
4チャンネル測定のオクターブバンド分析画面
リコール演算
オクターブバンド分析時のストアデータを呼び出した表示画面です(リコール画面)。このストアデータから時間区間を指定しての2次演算も可能です。
1/3オクターブバンド分析プログラム SX-A1RT
適合規格 |
JIS C1513 : 2002 クラス1、JIS C1514 : 2002 クラス1、 IEC 61260-1 : 2014 class1、ANSI/ASA S1.11-2014/Part1 class1 |
|
バンドフィルタ中心周波数・バンド数およびチャンネル数 | ||
オクターブバンド | 0.5~16 000 Hz 16バンド 最大4チャンネル | |
1/3オクターブバンド | 0.4~20 000 Hz 48バンド 最大3チャンネル | |
瞬時値データ(100 ms毎) | 時間重み付きレベルLp、時間平均レベルLeq、時間重み付きレベルの最大値Lmax | |
演算値データ |
時間平均レベルLeq、暴露レベルLE、時間重み付きレベルの最大値Lmax、 時間率レベルLN(05、10、50、90、95)を最大5個 |
|
ストアモード | オート、マニュアル | |
時間重み付け特性 | F(速い)、630 ms、S(遅い)、10 s | |
周波数重み付け特性 | A、C、Z | |
トリガ | トリガモード | フリー、シングル、リピート(ストアモードがオートの時のみ) |
トリガ対象 | APレベル、バンドレベル、外部、タイム | |
ファイル形式 | バイナリファイル※ |
※SA-A1ファイルコンバータ(付属)によりテキストファイルに変換することが可能
波形収録プログラムSX-A1WR
波形収録
時間波形をSDカードに保存できます。収録可能な時間は入力チャンネル数と周波数レンジで決まります。
波形収録プログラム SX-A1WR (SA-A1本体に搭載)
収録チャンネル数 | 4チャンネル+回転パルスまたは汎用DC | |
周波数レンジ | 20 kHz、10 kHz、5 kHz、1 kHz、500 Hz、100 Hz | |
量子化ビット数 | 16 bit/24 bit | |
トリガ | トリガモード | フリー、シングル、リピート |
トリガ対象 | 波形、タイム、外部 | |
音声メモマーカー機能 | あり | |
モニタアウト(再生) |
収録データを再生して試聴可 (20 kHz、10 kHz、5 kHzのみ) |
|
ファイル形式 | WAVEファイル |
仕様
プラットフォーム(本体+アンプ)
入 力 部 |
チャンネル数 | 4チャンネル(2チャンネル)、BNCコネクタ、CCLD、AC/DC | |
最大入力電圧 | ±13 V | ||
CCLD 2 mA | 24 V(4 mA ファクトリオプション) | ||
増 幅 部 |
周波数範囲 | DC~20 kHzまたは0.25 Hz~20 kHz | |
入力レンジ | -40 dB~20 dB、20 dBステップ 0 dB ref. 1 Vrms | ||
自己雑音 | レンジフルスケール -85 dB 以下(0 dBレンジ、APレベル) | ||
ダイナミックレンジ | 100 dB 以上(0 dBレンジ、fs=51.2 kHz、400ラインFFTのノイズレベル) | ||
チャンネル間位相差 | ±1 °以内(1 Hz ~ 20 kHz、0 dBレンジ時) | ||
A / D 変 換 部 |
A/D変換器 | 24 bit Σ-Δ型、同時サンプリング | |
サンプリング周波数 | 51.2 kHz、25.6 kHz、12.8 kHz、5.12 kHz、2.56 kHz、 1.28 kHz、512 Hz、256 Hz | ||
表 示 部 |
10.1 inch TFT color LCD 1 280 x 800 pixels 透過型 | ||
タッチパネル | マルチタッチ(2点) 投影型静電容量式 | ||
入 出 力 部 |
USB | USB A x 1、mini B x 1 | |
モニタ出力端子 | あり φ3.5 ステレオミニジャック | ||
SDカードスロット | あり(SDHC対応、最大32 GB、SDカード オプション) | ||
回 転 パ ル ス / 汎 用 D C 入 力 端 子 |
チャンネル数 | 1チャンネル、BNCコネクタ | |
回転 パルス |
入力電圧範囲 | 0~12 V、オープンコレクタ対応、内部プルアップ3.3V(プルアップ抵抗1kΩ) | |
H-Lスレッショルドレベル | 2.5 V | ||
測定回転速度レンジ | 5 000 pulse/s | ||
汎用 DC入力 |
A/D変換 | 10 bit 逐次比較型 | |
サンプリング周波数 | 約10 Hz | ||
外部トリガ | オープンコレクタ対応、内部プルアップ 3.3 V | ||
電源 | 充電式リチウムイオンバッテリ(電池寿命 約4時間 使用条件による)、ACアダプタ | ||
大きさ・重さ |
40(H)×275(W)×188(D)mm・ SA-A1:1 200 g(バッテリ280 g含む、SA-A1B4装着時) |
||
防水等級 | エP54相当 | ||
使用温湿度範囲 | -10 ℃~50 ℃(ACアダプタ使用時)、90%RH以下(結露のないこと) | ||
付属品 | 充電式リチウムイオンバッテリBP-30 x 1、ACアダプタNE-20P x 1、 SA-A1ファイルコンバータ、AS-70 Viewer |
オプション
品名 | 型式 |
無線ドック | SA-A1WD |
外付バッテリ | SA-A1S37 |
充電式リチウムイオンバッテリ(交換用) | SAA1S38 |
ACアダプタ | NE-20P |
SDカード 32 GB | MC-32SP3 |
SDカード 2 GB | MC-20SD2 |
音声メモ用マイク | BSHSM03BK |
モニタ用イヤホン | ATH-C320-BK |
肩掛けバンド | VA-12015 |
キャリングケース | SAA10660 |
液晶保護シート | 59SA5000 |
SA-A1用卓上スタンド | SA-A1S36 |
SA-A1WD用縦置きスタンド | SA-A1S29 |
CCLD 4 mA 改造(ファクトリオプション) | SA-A1B2用 |
CCLD 4 mA 改造(ファクトリオプション) | SA-A1B4用 |
SA-A1パッケージ、プログラム
品名 | 型式 |
SA-A1 2チャンネルFFTパッケージ | SA-A1FTB2 |
SA-A1 4チャンネルFFTパッケージ | SA-A1FTB4 |
SA-A1 2チャンネルオクターブパッケージ | SA-A1RTB2 |
SA-A1 4チャンネルオクターブパッケージ | SA-A1RTB4 |
SA-A1 2チャンネルFFTオクターブパッケージ | SA-A1FTRTB2 |
SA-A1 4チャンネルFFTオクターブパッケージ | SA-A1FTRTB4 |
SA-A1 2チャンネル振動分析パッケージ | SA-A1VAB2 |
SA-A1 4チャンネル振動分析パッケージ | SA-A1VAB4 |
2チャンネル無線パッケージ | SA-A1WDB2 |
4チャンネル無線パッケージ | SA-A1WDB4 |
FFT分析プログラム | SX-A1FT |
1/3オクターブバンド分析プログラム | SX-A1RT |
振動分析プログラム | SX-A1VA |
※波形収録プログラムSX-A1WRはSA-A1本体に搭載
多機能計測システムの資料ダウンロード
多機能計測システムに関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- リオン株式会社
- 企業PR
- 当社は、音響学と物理学の民間研究所である財団法人小林理学研究所の研究成果の製品化を目的として、昭和19年、株式会社小林理研製作所の社名で設立され、わが国最初の音響機器用クリスタルエレメントおよびその応用製品の製造を開始しました。 さらに難聴者の福祉をはかるためにわが国初の補聴器を発売し、リオネットの名で親しまれることになり、国内では常に最大のシェアを維持するとともに、海外にも福祉の輪を広げています。 昭和35年には、理学の”リ”、音響の”オン”に由来する「リオン株式会社」に社名を改めました。 オージオメータに代表される耳鼻科関連 医用検査機器群、環境保全や産業分野で使用される騒音計・振動計などの音響・振動計測器群、半導体・薬品工業・精密工業などにおける清浄度管理に不可欠な微粒子計測器、震災を最小限におさえるための防災用・制御用地震計など地震計測システムなど福祉および環境問題を中心に製品分野を広げ、これらの製品群は国内はもちろん海外でも高い評価を得ています。 このように当社は、長い技術の蓄積とたゆまざる新技術への挑戦によって社会福祉の増進と安全な生活、技術革新に寄与することを誇りとして、その社会的使命の達成にまい進しています。
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