高電流バイアスティー RFバイアスティー Bias-Teeの特長
製品概要
TBBT01 Bias-Tee は、パワー インダクタの飽和効果とコンデンサに対するバイアス電圧の効果を測定するデバイスです。パワー インダクタ テスト用に入手可能なバイアス ティーのほとんどは低周波数で動作するため、RF パワー アンプや EMC フィルタのデカップリング/バイアス インダクタの評価には適していません。ただし、RF バイアス ティーは通常、電流能力が制限されており、より低い周波数領域では使用できません。TBBT01 は、大電流だけでなく高帯域幅も測定できます。
パワーインダクタにはフェライトコアが使用されていることが多いため、磁気飽和の影響を受けます。インダクタのデータシートに指定されている磁気飽和電流に達する前であっても、インダクタンスは減少し始め、コンポーネントの RF 特性は劣化します。
EMC フィルタを構築する際に DC 電流の影響が過小評価されることが多く、フィルタが計画どおりに機能しません。負荷条件下での EMC フィルタの周波数応答を評価するには、電流注入用の高電流バイアス ティーが必要です。
高電流バイアス ティーは、幅広い追加アプリケーションに使用できます。DC パスのデカップリングとフィルタリングにインダクタが使用される場合は常に、負荷電流条件下でインダクタンスを測定するのが最良の手順です。バイアス電流が流れるパルストランスにも同じことが当てはまります。
TBBT01 は、50 オームの RF パスに最大 10A DC 電流を注入でき、5 kHz ~ 1.5 GHz の周波数で動作します。
TBBT01 の挿入損失は注入電流とは無関係です。
仕様
- ● 使用周波数範囲:5kHz~1.2GHz
- ● RF パス挿入損失: <1 dB typ. 10 kHz – 1 GHの範囲で、5 kHz – 1.2 GHzの範囲で< 1.5 dB
- ● VSWR: 5 kHz ~ 1 GHz の範囲で 1 < VSWR < 2
- ● 特性周波数範囲: 1 kHz ~ 3 GHz
- ● RF 電力処理: 50 W (5 kHz ~ 1 GHz)
- ● RF-コネクタ: N-メス
- ● 動作電圧範囲: 最大±100V
- ● 動作電流範囲: ± 5A ~ 10 A DC、加熱特性プロットを参照、連続 ± 5A DC、最大 ±15A DC
- ● DC パス抵抗: < 1.5 Ω @ 22°C
- ● DC入力ソケット: Phoenix Contact 1998933、オス
- ● 相手側メス端子:フエニックスコンタクト 1967375
- ● 寸法: 150 mm x 155 mm x 330 mm。
- ● 重量: 3kg
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高電流バイアスティー RFバイアスティー Bias-Teeに関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- ウェーブクレスト株式会社
- 企業PR
- ユニークでハイパフォーマンスな各種測定器や電波暗室&EMC試験のためのソリューションを世界中から日本のマーケットに提供します。電磁界測定・EMC試験・汎用計測におけるユニークで新しいソリューションを提供する企業として、ウェーブクレスト株式会社は活動しています。高度化する電子・通信環境はその製品の性能ばかりでなく社会全体の安全性をも左右する社会インフラとして、高い安全性、信頼性が求められています。従来の試験方法や機器にとらわれずマーケットが必要とする新しい製品やソリューションを提供していきたいと考えます。 【沿革】 2017年 モータ&コイル&トランスなどのインパルス巻線試験機IWTシリーズに2つの新機種を追加しました。超低インダクタンス・コイル測定用IWT-1000L(0.1μH~50mH)と高電圧10KV対応のIWT-10KVです。IoT、ロボット、電気自動車、グリーンエネルギーなど飛躍的に増大するモータ、コイル、トランスなどの巻線製品試験に対応します。
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