製品概要

放射エミッションテストは通常​​、電波を拾ってアンテナを使って電波暗室で行われます。帯域幅の制限により、完全な周波数範囲をカバーするにはいくつかのアンテナを必要とし、さらにまた、広いスペースも必要となる場合もあります。コンプライアンス試験の前に、自社のラボで放射性エミッションを測定するように設定された手頃なラボが必要ですが、TEMセルは、放射エミッションのデスクトップテストに適した機器で、電子デバイスの放射エミッションとイミュニティ試験用のストリップラインデバイスです。そのサイズとコストは、電波暗室での測定に代わる便利な方法です。

 Tekboxは、最大2GHzまでの全周波数範囲をカバーし、それ以上の周波数でも使用可能なオープンTEMセルを開発しました。 スペクトラムアナライザと組み合わせると、EMC関連の設計変更の前後に製品をテストできます。 TEMセルを使用したセットアップでは、認定テストハウスでの測定とまったく同じ定量結果は得られませんが、設計に過度の放射ノイズがあるかどうかについて優れた指標となります。エンジニアは、自分の変更がEMCのパフォーマンスを改善または悪化させたのか、それとも変更されていないのかを明確に確認します。 TEMセルを使用すると、推測が不要になります。

TEMセルはセプタム、中央部の導電性ストリップ、そしてアースに接続された壁で構成されています。形状は50Ωのストリップラインを提示するように設計されています。被測定物（DUT）は、底壁とセプタムの間に配置されます。

「オープンＴＥＭセル」は、DUTを簡単に配置するための側壁がありません。 RFバックグラウンドノイズを拾う可能性がありますが、DUTの電源投入前にセル出力信号の測定を行うことで考慮に入れることができます。

TBTC0 仕様

長さ: 390 mm
幅: 100 mm
高さ: 62 mm
セプタム高さ: 28 mm

セプタム下の長方形の領域: 19 cm x 7 cm x 2.8 cm

TEM cell コネクタ：  N-メス
公称セルインピーダンス：  50 Ohm
電波インピーダンス：  377 Ohm
最大RF入力電力：  10W (limited by supplied 50 Termination)
入力リターンロス：  S11 最大3.15GHz < -15dB
電波ロス：  最大3GHz < 3dB, 最大 6GHz < 4dB

TBTC1 仕様

長さ: 390 mm
幅: 200 mm
高さ: 108 mm
セプタム高さ: 50 mm

セプタム下の長方形の領域: 19 cm x 13 cm x  5 cm

TEM cell コネクタ：  N-メス
公称セルインピーダンス：  50 Ohm
電波インピーダンス：  377 Ohm
最大RF入力電力：  25W (limited by supplied 50 Termination)
入力リターンロス：  S11 最大1.2GHz < -20dB, 最大2.1GHz< -17dB, 最大3GHz< -14dB
電波ロス：  最大1.4GHz < 1dB, 最大2.1GHz < 3dB, 最大3GHz < 6dB

TBTC2 仕様

長さ: 636 mm
幅: 200 mm
高さ: 205 mm
セプタム高さ: 100 mm

セプタム下の長方形の領域: 23 cm x 28 cm x  10 cm

TEM cell コネクタ：  N-メス
公称セルインピーダンス：  50 Ohm
電波インピーダンス：  377 Ohm
最大RF入力電力：  25W (limited by supplied 50 Termination)
入力リターンロス：  S11 最大800MHz < -15dB, 最大1.5GHz< -10dB, 最大3GHz< -14dB
電波ロス：  最大800MHz < 1dB, 最大1.15GHz < 3dB

TBTC3 仕様

長さ: 1038 mm
幅: 501 mm
高さ: 305 mm
セプタム高さ: 150 mm

セプタム下の長方形の領域: 36 cm x 48 cm x  15 cm

TEM cell コネクタ：  N-メス
公称セルインピーダンス：  50 Ohm
電波インピーダンス：  377 Ohm
最大RF入力電力：  25W (limited by supplied 50 Termination)
入力リターンロス：  S11 最大700MHz < -16dB
電波ロス：  最大730MHz < 3dB

Tekbox Digital Solutions 社について