パイオニア株式会社 研究用レーザ血流計,プローブ (RBF-101,RBF-P101)

生体を傷つけることなく、動きながらでも微小循環(細動脈、毛細血管)の血流量を測定できるウェアラブルタイプ「研究用レーザ血流計」の開発秘話を開発者のパイオニア株式会社 新規事業部 研究開発部の伊藤氏に語ってもらいました。
当社にはレーザをはじめとする光学技術や、信号処理技術に関する豊富なノウハウが蓄積されています。これらの技術を応用できる新規製品を模索している時に、レーザを使って血液の流れを測定するレーザ血流計の技術を知りました。当時製品化されていたレーザ血流計は据え置き型で測定環境に制限があるため、研究用としてもあまり知られておらず、そのため「血流」という指標の可能性も十分調べられていないと感じました。そこで、当社が持つ技術によって小型化すれば、測定できるフィールドが広がり、レーザ血流計の新たな可能性が広がるのではと考え開発に着手しました。
レーザ素子、受光素子が入ったプローブ部分の小型化ですね。レーザ素子は光と共に熱を出します。プローブ部が小型化しているのでその熱でプローブ温度が高くなってしまいます。プローブは人体に直接触れるので熱くなるのはNGなのですが、他に熱を逃がすところも無い。光出力を下げると発熱も減るのですが、そうすると信号強度が弱くなる。この問題を両立させるところに当社のノウハウが詰まっています。
使い勝手を改善したことでレーザ血流計の使用フィールドを広げることが出来たと思っています。最近、日常生活の中でも「血流」という言葉を目にする機会が増えましたが、「血流」を手軽に測定できる装置として、今まで使われていなかった分野でいろいろ使って頂き、新たな発見につながればと思います。応用が広がればそこに特化した仕様の、新たなレーザ血流計応用製品の開発にも取り組んでみたいと思います。
パイオニア株式会社
パイオニアは、お客様と一緒に「街でも家でも車でも、笑顔と夢中が響き合う」会社になります。 今回のビジョンに込めた重要な想いは"お客様と一緒" "笑顔と夢中"そして"成長"です。 "響き合う"という言葉には"お客様と社員が響き合う" "社員と社員が響き合う" "社員と会社が響き合う" という想いが込められています。 この想いを社員全員が共有し、企業ビジョンを達成したい。 そしてお客様・パートナー様、そして社会に望まれる会社になりたいと想います。
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