太陽電池模擬電源(ソーラーアレイシミュレータ―)の特長
特徴
- 最大電力追従回路やアルゴリズムの検証、設計
- 動作入力電圧の最大/最小制限の検証
- 最大電力点で許容される動作入力電圧の最大/最小制限の検証
- スタティックMPPT効率の検証
- 全体の効率と変換効率の測定・検証(別途電力計が必要です)
- ダイナミック曲線におけるMPPT性能の検証(EN50530、Sandia、CGC/GF004)
- 日の出から日没までのさまざまな時間条件でのMPPT効率の検証
- 太陽電池のパネルが雲や木などで影になった条件でのMPPTや性能の検証
- 実際の環境温度下でのバーンイン試験におけるI-V曲線シミュレーション
型名 | 62020H-150S | 62050H-600S | 62100H-600S |
電圧範囲 | 0~150V | 0~600V | 0~600V |
電流範囲 | 0~40A | 0~8.5A | 0~17A |
電力容量 | 2KW | 5KW | 10KW |
型名 | 62150H-600S | 62150H-1000S | 62180H-1800S |
電圧範囲 | 0~600V | 0~1000V | 0~1800V* |
電流範囲 | 0~25A | 0~15A | 0~30A |
電力容量 | 15KW | 15KW | 18KW |
Note* : 高電圧の広範囲出力設計は、1500VストリングPVインバーターのテストに適しています。
ソーラーアレイI-V曲線シミュレーション
62000H-SシリーズはVoc,Isc,Vmp,Impなどのパラメータにより、様々な太陽電池素材のI-V特性出力を高速にシミュレーションすることができます。テーブルモードではリモートインターフェースによってユーザーが定義した電圧と電流を128ポイントまで保存、100通りのI-V曲線プログラムと滞留時間(1-15000秒)を一緒に保存できます。そのため簡単に日陰のI-V曲線などのシミュレーションが可能です。
ソフトウエア設定画面例
STATIC MPPT 追従機能
フロントパネルまたはソフトパネルからI-V曲線をSASモードまたはテーブルモードで簡単にプログラムすることができ、最大100通りのI-V曲線を保存する事ができます。保存されたI-V曲線を後から読みだすことができ、リアルタイム追跡機能によるMPPT効率試験およびモニタリングできます。ソフトパネルではスタティックMPPT効率試験の時間を設定する事ができます。各曲線の試験時間はベストな状態でのMPPT効率の性能を分析するため、60-600秒の間で設定することができます。
変換効率の評価 *
SandiaとEN 50530におけるI-V曲線の作成において最大入力電力(Pmax)、I-V FILL FOCTOR、Vmin、Vnom、Vmaxを入力することが可能です。最大電力パーセンテージ値(5%, 10%, 20%, 25%, 30%, 50%, 75%, 100%)をクリックすることで、試験する太陽電池のI-Vカーブを自動的に作成します。その後、このデータを実行し、PVインバータの変換効率テストを曲線上で行います。
*別途電力計が必要です。
日陰I-V曲線シミュレーション
テーブルモードでは128ポイントのI-V曲線を電圧と電流のエクセルデータにより作成する事が可能です。この情報はソフトウェアを通じて実行され、日陰のI-V曲線のシミュレーションなど、様々なI-V曲線をプログラムできます。このI-V曲線に基づき、MPPT効率を分析および検証することが可能です。
リアル天候シミュレーション
ソフトウェアはエクセルファイルで作成された1日の照射量や気温の状態データを取り込むことにより、I-V曲線の更新時間を最小1秒間隔で実際の天候シミュレーションのもとでMPPTトラッキング試験を行うことができます。
スタティック/ダイナミックMPPTテスト自動実行機能
ソフトウェアには自動試験実行機能があり、標準規格(EN 50530やSandia)に準拠したスタティック/ダイナミックMPPT特性試験が簡単に行えます。標準値、最大値、最大電力値、安定化およびテスト時間、EN 50530、Sandiaのパラメータを入力すると、自動でテストを開始しレポートを作成します。
レポート機能
ソフトウェアにはデータを記録/保存する機能があります。保存するデータは電圧、電流、電力MPPT効率および対応するパラメータのサンプリング時間(1s~10000s)で、レポートは研究開発における特性の検証や、生産品質管理に利用することができます。
最大150KWまで拡張可能なマスタースレーブ並列運転
大容量が必要な場合は62000H-Sシリーズをマスタースレーブ機能により並列させることができ、最大10台/150kWまで増設する事ができます。このモードでは、マスターとスレーブが高速でデータのやりとりを行い自動的に最適な電流を分配、出力します。
1500kWまでのカスタマイズ
※620029 コントロールユニットが必要
複数の150kWソーラーアレイシミュレータシステムを並列接続し、最大1000V/2500A/1500kWまで増設できます。出力電圧、電流をディスプレイに同時表示し、電流分配容量は1500kWまで。標準のUSB/GPIB/イーサネットインターフェースでコントロールできます。
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太陽電池模擬電源(ソーラーアレイシミュレータ―)に関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- クロマジャパン株式会社
- 企業PR
- AC電源やDC負荷でグローバルに活躍する総合計測器メーカーChroma ATE(クロマ)は台湾のハイテク産業の発展とともに世界中でパワーエレクトロニクス、受動素子、電気安全性、ビデオ&カラー液晶(LCM)、カーエレクトロニクスなどの半導体産業に対する試験・測定システムの提供しています。さらに、太陽光発電、LED、リチウムバッテリ、電源、バッテリーパック、電気自動車などの新しいエコロジー産業のクリーンテクノロジーに向けてのテストソリューションの開発に力を注いでいます。
【新製品】マルチファンクションジェネレータ WF1983 / WF1984発売!!必要な波形を容易に出力。 テストの品質および効率向上に。
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