・高速電流制御テクノロジーを採用

大容量時の試験環境は、負荷ケーブルのインダクタンスの影響に左右され、使い方を次第では電子負荷装置の破損へとつながります。そのような外的要因に対応可能とするべく、Load Stationシリーズに採用した高速電流制御回路方式をさらに深化させQL-Dシリーズに採用しました。

負荷応答を高速化し、大電流時の瞬時過電流の安定動作を確保やケーブル配線長の延線時のケーブルインダクタンスによる異常発振現象の担保につながることで、より安心してお使いいただくことが可能となりました。

・従来製品からの操作性の向上

①　USBメモリによるデータ保存
②　ワンタッチで設定値を呼び出せるメモリー機能
③　見やすい3.5インチ大型カラーLCD
④　オシロライクな逆L配列キーは、数値入力のテンキーとしても使用可能
⑤　大型ロータリーノブで電流値のアップダウンも簡単
⑥　操作性を高めるキートップの10度傾斜
⑦　自照式の負荷ON/OFFボタン

・5kW単位で25kWまで全17機種をラインナップ

コンパクトボディで充実の大容量。最小5kWから最大25kWまで定格電圧が異なる3機種（150V,600V,1000V)を準備。150Vタイプでは最大2000Aの大電流に対応しております。ローコストで大容量が欲しい方にお勧めです。

・負荷モードと動作モードの組み合わせで最大36モードの試験に対応

12種類の負荷モード(CC,CR,CV,CP,Short,CC+CV,CP+CV,EX(CC,CV,CP),EXT(CC+CV,CP+CV)と6種類の動作モード(Normal,Dynamic,Sequence,Sweep,MPPT（オプション）,電流リミット)を持っており、これらの組み合わせで多種多様な負荷試験が可能です。

・電池特性評価に最適な動作モードを標準搭載

・便利な電流リミット機能を搭載

負荷モード制御とは異なる独立した電流リミット機能を搭載しております。設定した電流を検出したときLoad OFFさせずに、Load ONのままリミット設定値（電流）の110%で制限することができます。リミット検知時における動作（Load OFFもしくはLoad ONのまま110%制限負荷）は、それぞれ設定が可能です。任意のリミット値における保護機能としてお使いいただけます。

また定電圧モードにおいて電流リミットを併用することで、設定CV電圧で電流リミット設定値の110%で動作可能なCV+Clim機能を搭載しております。電池放電などに使用可能な定電圧/定電流モードとして使用することが可能です。

・高速応答スルーレート最大50A/μs、最小応答時間5μs

高速電流制御テクノロジーより、最大50A/μs(150Vタイプ)の高速応答を実現しました。最小応答時間は5μsと大容量・大電流でありながら、高速な立上りを実現しております。