株式会社システム計測 コネクタチェッカー(CN-100)

100ピンの通電検査(良品配線と検査対象との一致・不一致判定、抵抗検査)が簡単にそして低価格で行える「コネクタチェッカーCN-100」を開発した株式会社システム計測の井ノ口氏に語ってもらいました。
簡単操作で100ピンコネクターのOK/NG判定が可能。
良品サンプルの配線データを記憶後、検査対象と比較し判定。
Q.開発のきっかけ、背景を教えてください
フレキクランパを使用いただいているお客様から、現場でフレキクランパの状態チェック用として測定器があれば、との要望から、元々出荷検査設備として使用していたソフトを改造し、コネクタチェッカーとして製作することになりました。
※フレキクランパ:ディスクドライブ、カメラレンズ駆動部、プリンターヘッド、携帯電話可動部などの各種電子機器製品の検査を、一時的接続にて行うフレキシブルプリント基板用テストコネクタです。検査部門・開発部門各種電子製品に使われるフレキシブルケーブルを検査機器と接続して検査するのに最適です。

Q.開発にあたって苦労された点は何ですか?
価格をとにかく低価格とする事を目標にしておりましたんで、構成部品の選定や、機能の取捨選択に苦労しました。また、筐体サイズについても、単体での使用を前提にしているので、小さすぎても使い勝手が悪くなりますし、大きすぎると邪魔になるという点では、悩みました。(外形寸法 W141 × D110 × H56mm)

Q.今後の課題は?展望は?
機能の拡張性や、お客様別の要望に対応出来るサポート体制の強化が課題と考えております。また、コネクタチェッカーをベースにお客様仕様の特注対応を考えております。海外(アジア)の展示会にも積極的に出展し、コネクトをテーマに開発を行っているシステム計測の新製品に今後ご注目ください。


株式会社システム計測
電子計測器とフレキクランパの株式会社システム計測は、平成元年7月21日に設立いたしました。当社は電子計測器の特注品が中心でしたが、電子技術の進歩と共に、自社にノウハウを蓄積して、常にお客様のニーズに応えられる《ものづくり》を心掛けています。