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株式会社コンテック M2M / IoT ソリューション (CONPROSYS)
2015年10月19日

株式会社コンテック M2M / IoT ソリューション (CONPROSYS)
株式会社コンテック M2M / IoT ソリューション (CONPROSYS)

株式会社コンテック M2M / IoT ソリューション (CONPROSYS)

ファクトリーオートメーションをはじめ、社会インフラ、再生可能エネルギー、スマートアグリの各業界から、現地設備の「見える化」「故障予知」「保全」に有効なツールとして期待されているコンテックの新ソリューションブランド「CONPROSYS™ (コンプロシス)」。開発現場の苦労話しを開発部門長の荒巻氏に語ってもらいました。

 

現地設備の「見える化」「故障予知」「保全」に
有効なツールとして期待されている
コンテックの新ソリューションブランド

 

Q.開発のきっかけ、背景を教えてください

 

私たちコンテックはパソコン黎明期の頃から電子計測・自動制御の分野におけるパソコンの有用性を提唱し、多種多様な信号入出力用デバイスをパソコン周辺機器として提供することで産業の発展に貢献してまいりました。今から1年ほど前にさかのぼりますが、私たちが誇るこのコアコンピタンスを活用し、IoTのマーケットにフォーカスした新たな総合ブランドを立ち上げようということで「CONPROSYS™ (コンプロシス)」の開発構想をスタートさせました。

 

 

 

Q.開発にあたって苦労された点は何ですか?

 

雲(クラウド)から地上(フィールドの機器)までの長い仕組み。多岐にわたる業種業態。1年以上前から構想はスタートしていたのですが、この長くて広い領域をコンテックとしてまとめ上げるのに予想以上の時間が必要でした。基本コンセプトとした「簡単」「便利」「使いやすい」に相応しい機能を盛り込み、品質マネジメントの規定を守りながらクリティカル・パスを探し、タイム・トゥ・マーケットで進めるのは本当に大変でしたが、開発チームが一丸となり達成することができました。

 

 

Q.今後の課題は?展望は?

 

コンテックといえば拡張ボードや産業用コンピュータというイメージをお持ちかもしれませんが、実は20年以上も前から太陽光発電やインフラ設備の遠隔監視パッケージを販売しており、累計2万サイトを超える納入実績を持っています。この仕組みはIoT/M2Mそのものであり、このノウハウで生産設備や物流倉庫などにも展開していきたいと思います。また、さらにIoTデバイスのラインアップを充実させるとともに、クラウド技術を進化させ、業界に特化した見える化・BIツールを準備し、ワンストップで仕組みを提供していきたいと思います。

 

CONPROSYS活用事例:スマートアグリデモ(植物工場を模した空間のモニタリング)

 

 


 

株式会社コンテック
1975年4月設立。産業用機器の総合メーカーとしてコントローラ本体や周辺機器、ネットワーク機器までを手掛け、開発・製造・販売からサポートまで幅広いサービスを提供しています。コンピュータの黎明期から産業分野でのPC技術の活用に着目し、産業用コンピュータや計測制御用インターフェイスボード、ネットワーク機器など、当時最先端の製品を次々と開発。この分野の世界的パイオニア企業として貢献してまいりました。培ったコア技術を活かし、環境・エネルギー、医療、鉄道・交通機関、デジタルサイネージ、IoTソリューションなどの新分野にも進出。独創的な技術と製品で人々の暮らしをいっそう豊かなものにしていきます。