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富山電気ビルデイング株式会社 電磁波シールド材料 イキソルメッシュ
2014年02月06日

富山電気ビルデイング株式会社 電磁波シールド材料 イキソルメッシュ
富山電気ビルデイング株式会社 電磁波シールド材料 イキソルメッシュ

富山電気ビルデイング株式会社 電磁波シールド材料 イキソルメッシュ

軽量、小型で事務所内でもシールドテストができる驚きの製品「イキソルメッシュ」。独自の金属糸とYKKとのコラボでできたシールドファスナーを組み合わせたシールドボックスで電波試験が身近でできると評価を得ています。今回はこの新素材電磁波シールド材料を開発した富山電気ビルデイング株式会社EMC事業 営業技術担当、柴田 学様にお話を伺いました。
 
シールドルームの順番待ちはもう不要!
安価・軽量・移動・片付け可能なシールドボックス。

 

Q.開発のきっかけ、背景を教えてください

 

研究開発・検査の現場には常に低コスト化、開発期間の圧縮など、様々な課題がつきつけられています。 その中でも電波試験においてはお客様のほとんどが、社内にシールドルームや電波暗室があっても面倒な予約や申請があってすぐに使えない、また何度も外部のサイトへ足を運ぶ煩わしさで悩んでおられました。我々はそのようなお悩みがある電波試験に着目し、現場の諸問題を解決すべく高性能・安価な特殊な金属糸を開発しました。これによりエンジニアの方々の自分のデスク上や研究所の少しの空いたスペースにいつでもシールド空間を構築して試験をすることができます。また使用後は片づけることができます。イキソルメッシュを使えば開発時間はもっと減らすことができます。

 

Q.開発にあたって苦労された点は何ですか?

 

今までにないモノを作ること。 具体的には広帯域でのシールド性能、製品強度、コストを含む便利性の3本柱ですね。従来の金属箔のようにシールド性能があっても“使い切り”では意味がありません。また、従来の繊維状のシールド材のように、使ううちにメッキ剥がれ等で性能が劣化しても意味がありません。シールド性能はダントツであること。その上で何度も繰り返し使えること。そして低コストで自由な形状加工や透視性通気性が可能であるといったお客様目線の製品であることをゴールとして東奔西走しました。

 

Q.今後の課題は?展望は?

 

現在、イキソルメッシュのシールドチューブに多くのお問い合わせをいただいております。具体的には電波暗室内やその他現場のケーブルからの放射対策として、今までの金属箔やレールファスナー式の開閉タイプからの置き換えです。今後はこのように試験空間だけではなく、その他のアプリケーションでご使用いただけるようにもっとお客様のご要望をお聞きしたいと思っています。また、富山のイキソル(富山弁でびっくりする)メッシュを世界へはばたく製品にしたいですね。

 

【高性能】【安価】【軽量】【簡単】に電磁波シールドを可能にした「イキソルメッシュ」布状でしなやかな材料の特性を生かし、様々な応用製品に期待したいですね。

 

 

 


 

富山電気ビルデイング株式会社

我々富山電気ビルデイング株式会社は新素材電磁波シールド材料【イキソルメッシュ】を開発しました。富山弁でびっくりするの意味をもつイキソル(息反る)メッシュは今までの材料と比較し、 【高性能】【安価】【軽量】【簡単】に電磁波シールドを可能にします。同時開発の電磁波シールドファスナーとの組み合わせで様々な形に縫製加工が可能です。 【中が見えるシールド空間】 【片づけが可能な自分だけのシールドボックス】 【ケーブルやACアダプタからの放射ノイズシールド】 【静電気試験時の他機器へのシールド】 等多くのアプリケーションでご採用をいただいております。