特長
- 屋外に設置された受信アンテナでGPSの電波を受信した後これを増幅し、屋内の送信アンテナで再度放射する再送信システム
- GPSの電波が届かない建物内でもGPS信号を受信
- カーナビやドライブレコーダー等車載器を屋内でセットアップする時に効果的
- 複雑な操作や設定は不要
仕様
受信アンテナ |
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| GPS電波を受信するためのアクティブアンテナ。屋外の見通しの良い場所に設置します。 - 利得:38dBi
- 偏波:右旋円偏波
- コネクタ:N(J)型
- 外形寸法:φ90×98.4mm(突起物含まず)
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送信アンテナ |
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 | GPS電波を再送信するためのアンテナで屋内のGPS信号利用機器用 - 利得:4dBic
- 偏波:右旋円偏波
- コネクタ:SMA(J)型
- 外形寸法:66□×11mm(突起物含まず)
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増幅器&6分配器 |
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| 受信したGPS電波を増幅して、6分配する機器 - 利得:~40dBi (同軸ケーブルのロスに合わせて利得を調整)
- コネクタ:SMA(J)型
- 電源電圧:AC 100V~240V
- 外形寸法:430(W)×150(H)×440(D)mm(突起物含まず)
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構成例
- 受信アンテナ
屋外の任意の場所にGPS電波(L1バンド)を受信する受信アンテナを設置。受信アンテナが衛星から受け取るGPS電波の電界強度は大よそ-130dBmeirp。 - 増幅器&6分配器
ノイズフロアを低く抑える為に、SAWフィルタを通し低ノイズアンプで増幅した後、純度の高いGPS信号を各送信アンテナに供給。増幅器&6分配器は壁面取付に対応。 - 送信アンテナ
屋内の任意の場所に送信アンテナ(パッシブ型)を設置。ターゲットエリアに放射する電界強度は-78dBmeirp
導入について
■導入までの流れ

- GPS電波再送信システムを設置後、信号が正しく増幅及び分配されているかの検査を行います。
- 検査方法は、受信アンテナの代わりに信号発生器を接続して信号を入力し、 送信アンテナの代わりにスペクトラムアナライザを接続して信号の出力レベルを測定します。
- 測定結果より、伝送路のロス計算を行い、システムが正常か否かの合否判定をします。
※尚、天候不良等による受信障害時の保証は出来かねますのでご了承ください。
■導入費用
定価2,100,000円(税別) ~
※同軸ケーブル、設置工事別途費用がかかります。
受信に必要な電界強度は、実際の立地条件や周辺環境、施工(ケーブル長等)で異なります。
施工に関しましては、必要に応じてご相談下さい。