Q-Lab社 紫外線ランプ式促進耐候試験機の特長
米国Q-Lab社は...
米国Q-Lab社は1956年の創業より高品質で、信頼ある耐候性試験機メーカーとして世界的に高い評価を受けています。また、世界最大規模の屋外暴露試験場を有し、耐候性試験の受託、コンサルティングも行っています。
日本電計はQ-Lab社の国内代理店として、製品の販売、設置、保守、校正を行っております。ランプ等の消耗品、保守部品は低価格に抑えられており、保守費用(派遣、技術費)につきましては定額制となっておりますので、ランニングコストも低く抑えることができます。
QUV Accelerated Weathering Tester
QUV UV試験機の主な特徴は以下の通りです。
日本語対応タッチスクリーンディスプレイ(新機能)
フルカラータッチスクリーンディスプレイの採用により、日本語にも対応可能となりました。
データ画面 設定画面
AUTOCAL(キャリブレーション)システム
AUTOCAL(特許取得済)システムによりお客様で校正が簡単・迅速・安価に対応が可能です。
QUV/basicモデル
これはQUV試験機の簡易版で、できるだけコストを抑えたいという試験所や研究室向けです。QUV/basicモデルは蛍光紫外線ランプを使用し、湿気のシミュレーションには結露システムを採用しています。しかし、このモデルにはSOLAR EYE照度制御システムが含まれていないため、光の強度の調整や校正はできません。よって、QUV/basic試験機は高レベルな照射試験には使用できないということになります。また、ランプの交換と位置調整も定期的に必要です。
Q-Labでは、試験試料と対照試料を同時に同一試験機内で曝す比較暴露にQUV/basic試験機をお奨めしています。
QUV/seモデル
最も人気の高いこのQUVモデルは、紫外線の放射照度を正確に維持管理するSOLAR EYE照度制御システムが特徴です。QUV/se試験機は、その相関性が実証されている結露メカニズムにより屋外の湿気の影響をシミュレートします.
SOLAR EYEシステムは、帰環ループを通して光の強度を自動的に維持する正確制御システムです。コントローラーが紫外線の強度をモニターし、ランプに送られる電力を調整してランプの老朽化や変動性を抑えます。SOLAR EYEシステムには以下の特長があります:
- 制御された放射照度
- より長いランプ寿命
- より迅速な結果
- 同一条件測定精度や再現性の向上
- ISO規格校正
QUV/sprayモデル
QUV/spray試験機は、標準のQUV/seモデルと同様の機能に加えて水噴霧システムを搭載しています。短時間の水噴霧は熱変化ショックを発生させるために利用でき、また、より長時間では物理的侵食を促します。QUV/spray試験機は、紫外線(UV)放射のみ、水噴霧(スプレー)のみ、あるいは結露サイクルに設定することが可能です。全ての水噴霧使用にはイオン除去した水が推奨されます。
QUV/cwモデル
一部の業界試験仕法では、屋内での光安定性試験に白色蛍光灯の使用を定めています。これらの屋内照明条件を模擬するため、QUV/cwモデルは日常的に使われる白色蛍光灯を使用しています。SOLAR EYE照度制御システムが搭載されており、これは紫外線ではなく可視光線の出力をモニター、制御します。
温度制御
全てのQUV UV 試験機試験結果の正確性の向上とそのプロセス促進のため、厳密に温度制御を行います。通常、温度は主要な光化学反応には影響を与えませんが、それに続いて起こる全ての反応の速度には影響します。よって、温度を制御することのできるQUV試験機の機能は紫外線暴露において非常に重要です。
広用途に対応可能なサンプルホルダー
標準のサンプルホルダーは20ミリまでならどんな厚さにでも調整が可能で、試料設置もさっと簡単にできます。押さえリングが適度な圧力をかけてくれるため、試験片を収容可能サイズより少し小さめに切断する必要はありません。加えて、カスタムホルダーにより、レンズや大型の試料、立体のコンポーネントといった様々な製品の設置にも対応できます。ボトル用ホルダー、織物用ホルダー、特別試料設置方法も利用可能です。
装置仕様
QUV / basic | QUV / se | QUV / spray | QUV / cw | ||
試験片数(75×150mm) | 50 | 48 | 48 | 48 | |
試験片向き | 75℃ (水平方向から) | ||||
蛍光紫外線ランプー40W | 本数:8 (T12×121cm長) | ||||
SOLAR EYE照度コントロール(340nm) | ー | ● | ● | ● | |
フルカラータッチパネルスクリーンディスプレイ | ー | ● | ● | ● | |
スプレーシステム | ー | ー | ● | ー | |
結露サイクル | ● | ● | ● | ● | |
セイバーフレームオプションによる積み重ね | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | |
ブラックパネル温度(℃) | 照射サイクル時※ | 40~80 | 40~80 | 40~80 | 35~80 |
結露サイクル時 | 40~60 | 40~60 | 40~60 | ー | |
電源(選択可) | 100V用 | 単相100v±10% | 単相100v±10% | 単相100v±10% | 単相100v±10% |
50/60Hz、17A | 50/60Hz、19A | 50/60Hz、19A | 50/60Hz、19A | ||
200V用 | 単相200v±10% | 単相200v±10% | 単相200v±10% | 単相200v±10% | |
50/60Hz、8A | 50/60Hz、9A | 50/60Hz、9A | 50/60Hz、9A | ||
外形寸法 ( W×H×D ) | 137cm×135cm×53cm | ||||
重量 | 136kg |
※ブラックパネルの最小温度と最大温度は、放射照度の設定と周囲温度によって異なります。
●:標準仕様 ▲:オプション対応
QUV用ランプ
紫外線蛍光ランプはその性質上、キセノンアークランプを含む他種のランプより安定性に優れています。スペクトルパワー分布(SPD)はランプの使用経過時間と共に変わることはなく、最高5000時間を経過した後も同様です。このため、より再現性の高い試験結果が得られ、ランプ交換の頻度および稼動費の低減にもつながります。
Q-Labは、他全ての耐候性試験産業による全体製造量を上回る量の紫外線ランプを製造しています。Q-Labのランプは、弊社の紫外線蛍光ランプ技術40年の経験に基づき、登録商標を持つ独自の仕様に合わせて特別に設計されています。その品質制御試験は業界一の厳正さを誇り、結果としてQUV試験機は毎年変わらず最も一貫性のある安定した分光分布を実現しています。
異なる用途に合わせ、異なる紫外線ランプをラインナップしています。
UVA-340 | UVA-340+ | UVA-351 | UVA-313EL | UVA-313EL+ |
QFS-40 |
白色 | |
最小照度 | 0.2 | 0.7 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 2,000 lux |
一般的な照度 | 0.89 | 0.89 | 0.76 | 0.71 | 0.71 | 0.48 | 6,000 lux |
高照度 | 1.55 | 1.55 | 1.25 | 1.23 | 1.55 | 0.86 | 2,000 lux |
最大照度 | 1.7 | 1.7 |
※上記の値は、特に指定のない限りW/㎡/nm の単位です。
Q-Lab Corporation製品
Q-Lab社 キセノン耐光性試験機 (Q-SUN) | |
Q-Lab社のQ-SUNキセノン試験機は、フルスペクトラムの太陽光と降雨によって生ずる劣化を再現します。Q-SUN試験機は、屋外では数か月、数年かかる劣化を、わずか数日または数週間で再現できます。 |
Q-Lab社 紫外線ランプ式促進耐候試験機の資料ダウンロード
Q-Lab社 紫外線ランプ式促進耐候試験機に関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- Q-Lab Corporation
- 企業PR
- 各種材料耐久性試験機器の世界的プロバイダーです。標準サブストレートの他、耐候試験機、耐光試験機および腐食試験機の開発製造を行っています。日本電計はQ-Lab Corporationの日本代理店です。
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