葉表面水分センサの特長
葉表面水分センサHD3901はその受感表面の水滴を検出するセンサで、葉の熱力学的な作用を極めて精度の高い方法で再現するために設計されています。葉の湿り度合いは、農業や園芸分野において、一般的に葉に水滴のある植物や穀物に害を与えかねないカビや菌感染を避けるための、最も適切な殺菌・消毒処理を決める上で基本的な情報です。
センサの表裏受感表面により、葉の表面と裏面両方の湿り度合いを検出することが可能で、これは、葉の表面と裏面の乾燥時間が異なるため、重要な特長です。
センサの長期使用を保障するため、センサの表面には、大気や農薬に含まれる化学的作因に耐えられるよう、特別な処理が施されています。樹脂製の密封されたハウジングに内蔵されている回路部は高い水分の環境においても、信頼性の高い測定を可能にしています。HD3901は工場での校正後に出荷されますので、ユーザーによる校正は必要ありません。電源電圧はDC5~18V、出力はDC0.5~3.0Vのアナログ電圧、ケーブル長は5mまたは10mです(ご注文時要指定)。
■動作原理
センサの受感表面には二つのグリッド状の電極が配置されています。センサは、表面の水滴の存在によって発生する、二つの電極間の誘電率の変化を検出します。この原理の採用により、HD3901は、従来の二電極間で測定可能な水滴(最小サイズ)を必要とした抵抗や伝導率の原理に基づくセンサとは異なり、微小な水滴でも検出することが可能です。受感表面の構成材料や白色は、できる限り信頼できる方法で、本当の葉の熱・放射特性を模擬するために選ばれたものです。
アナログ電圧出力0.5~3.0Vは湿り度合0~100%に相当します。湿り度合(%)はセンサの総面積に対して、どれだけの面積が水分を帯びているかを示します。
データロガーに葉表面、裏面のアナログ出力を入力、記録し、モニタすることによって、葉の湿り度合の推移を分析、調整することができます。
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葉表面水分センサに関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- 株式会社サカキコーポレーション
- 企業PR
- 弊社は産業用計測器・制御機器の輸出を主な業務として1985年に創業しました。創業当時は主に欧州市場向けに、工業用温度計、湿度計、放射温度計、気圧計、工業用・気象用記録計等の日本製品の輸出を行っていました。1995年より、"環境測定"、"省エネルギー"などの市場要求に応えるべく、欧州の優れたメーカーから信頼性の高い測定機器、センサの輸入を手掛け、現在は再生可能エネルギー、省エネルギー、環境衛生・安全、地球温暖化防止など、時代の課題に直接・間接に貢献する、"測定"と"検知"の多様な製品を提供しています。 2001年1月には事業基盤を強化すべく法人化し、商号をサカキアンドカンパニーから株式会社サカキコーポレーションに変更しました。法人化の2001年度以降は15期連続して黒字決算を継続しています。尚、代表取締役坂木英一は、1988年から2003年まで、シュナイダーエレクトリック社(本社フランス)との、FAセンサの開発・生産を目的とするジョイントベンチャーの取締役・代表取締役を兼務しました。現在もこの関連の光学・電子部品をシュナイダーエレクトリック社(フランス、インドネシア)向けに輸出しています。 これら長年、また多岐にわたる業務経験と取扱い各メーカーの開発力により、弊社では完成製品の輸入販売のみならず、輸出業務、カスタム仕様品の開発・生産まで、幅広いサービスが提供できます。
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