1UH ラインインピーダンス安定化ネットワーク LISNの特長
製品概要
TBL0110-2 LISN は、30Hz ~ 500 MHz を特徴とする 2 パス 50 Ω // 1 µH LISN です。これは標準 ECSS-E-ST-20-07C Rev 1 に基づいています。この標準は LISN の一般的な回路図を提供し、コンポーネント値にある程度の柔軟性を与えます。TBL0110-2 の実装は、小型衛星や宇宙船の EMC 測定での使用を目的としています。LISN には伝導性放射測定用の出力がありません。代わりに、ライン インピーダンスを安定化するためのネットワークとして機能するだけです。RF 電流監視プローブは、規格に従って伝導性放射を測定するために使用されます。
1µH のインダクタは、小型宇宙船や衛星の電源ワイヤ ハーネスの典型的なインダクタンスを模倣しています。
LISN は EUT の電力線と電力帰線に挿入されます。
仕様
● LISNタイプ:V-AMN、50Ω//1μH
● 特性周波数範囲: 30 Hz – 500 MHz
● 直流抵抗:120mΩ
● 最大電流:連続10A
● 動作電圧範囲:0~60V DC
● EUT/SOURCE端子:4mmバナナソケット
● 寸法:幅120mm×長さ175mm×高さ85mm。
● 重量:0.9kg
ラインインピーダンス安定化ネットワーク ラインアップ
LISN は EMC テストの重要なコンポーネントです。電源ライン上の望ましくない放射を監視するために、LISN はテスト対象デバイスの電源ラインに挿入され、測定受信機またはスペクトル アナライザと組み合わせて使用されます。通常、受信機またはスペクトル アナライザは EMCview などのソフトウェアによって操作されます。このソフトウェアは、アナライザの設定が CISPR 16 仕様に準拠していることを保証し、すべての主要な EMC 規格用に事前構成されたテストをロードして実行できるようにします。測定データ ポイントは、選択した規格の制限とともにグラフ化され、テスト レポートとしてエクスポートできます。LISN の最も重要な特性の 1 つは、テスト対象デバイスに固定のソース インピーダンスを提供することです。これにより、使用する電源の出力インピーダンスに関係なく、測定が再現可能になります。この属性は、送信放射を測定するのではなく、LISN を使用して固定の電源インピーダンスを確立する他の多くの EMC テスト セットアップでも使用されます。その結果、LISN は放射エミッション、耐性テスト、およびその他のさまざまなアプリケーションのテスト セットアップで使用されています。
1UH ラインインピーダンス安定化ネットワーク LISNの資料ダウンロード
1UH ラインインピーダンス安定化ネットワーク LISNに関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- ウェーブクレスト株式会社
- 企業PR
- ユニークでハイパフォーマンスな各種測定器や電波暗室&EMC試験のためのソリューションを世界中から日本のマーケットに提供します。電磁界測定・EMC試験・汎用計測におけるユニークで新しいソリューションを提供する企業として、ウェーブクレスト株式会社は活動しています。高度化する電子・通信環境はその製品の性能ばかりでなく社会全体の安全性をも左右する社会インフラとして、高い安全性、信頼性が求められています。従来の試験方法や機器にとらわれずマーケットが必要とする新しい製品やソリューションを提供していきたいと考えます。 【沿革】 2017年 モータ&コイル&トランスなどのインパルス巻線試験機IWTシリーズに2つの新機種を追加しました。超低インダクタンス・コイル測定用IWT-1000L(0.1μH~50mH)と高電圧10KV対応のIWT-10KVです。IoT、ロボット、電気自動車、グリーンエネルギーなど飛躍的に増大するモータ、コイル、トランスなどの巻線製品試験に対応します。
ぎらつきの評価でお困りはありませんか? ぎらつきの違いを数値化できます!
注目の動画
動画でわかる! お悩み「ズバッ」と解決シリーズ(テクシオ・テクノロジー編)
計測業界の皆様必見!身近な悩みを解決できる動画を多数ご用意いたしました。問題解決のご参考にぜひご活用ください。
トピックス
- 2023/08/08
- TEST2023 第17回総合試験機器展 2023年9月13日(水)~9月15日(金)
- 2023/08/04
- 夏季休業のお知らせ
- 2023/05/09
- 第6回ものづくりAI/IoT展 2023年6月21日(水)~23日(金)
- 2023/04/18
- ゴールデンウィーク休業のお知らせ
業界ニュースや登録メーカー各社の最新の情報をお届けいたします。