塩水噴霧試験用の塩の特長
塩は一般的に存在する化合物であるという事実にもかかわらず、純粋塩化ナトリウム(NaCl)を入手するのは非常に困難です。その吸湿性の特性のため、塩は凝固しやすい傾向にあり、ほとんどの粒状化塩にはアンチケーキング剤が付与されています。しかし、このような添加剤の添加はほとんどの塩水試験標準では禁止されています。
たとえば、世界で最も一般的な塩水噴霧試験標準であるASTM B117は、アンチケーキング剤の添加を禁止しており、また他の不純物についても次のような制限を設けています
(全体の不純物<0.3%、ハロゲン化物(塩化物を除く)<0.1%、銅<0.3ppm)。このため、塩は非常に純度が高くなければなりません。特定のセットの銅に対する制限は極端に低レベルにあります。腐食試験に対する他の国および国際的な試験標準も同様に要件の厳しい仕様を設定しています。
最高標準への適合を保証するために、アスコット社では、UKAS※認定研究所によって独自に解析されたCorro-Saltを用意しています。
仕様
一般的な解析 |
|
不純物合計 | < 0.1 % |
臭化物 | < 0.01 % |
フッ化物 | < 0.01 % |
ヨウ化物 | < 0.01 % |
銅 | < 0.3 ppm |
オーダー情報
要望に応じてボリューム注文にも対応 |
お見積り・ご質問等、お気軽にお問合せ下さい。 |
関連記事
サビはどうしてできるのでしょうか?製品にどのような不具合をもたらすのでしょうか?塩水噴霧試験から茶色の自由の女神まで、サビについてわかりやすく解説しています。
塩水噴霧試験用の塩の資料ダウンロード
塩水噴霧試験用の塩に関するお問合せ
出展企業情報
- 企業名
- Ascott Analytical Equipment
- 企業PR
- Ascott(イギリス)は設立から30年間、欧州、北米で高い評価を得ている塩水噴霧試験機の専門メーカーです。国内でもこれまで150台以上の納入実績があります。
最大 10Gb/s のケーブル性能を検証し、ネットワークの接続問題を解決するテストソリューションです。
注目の動画
動画でわかる! お悩み「ズバッ」と解決シリーズ(テクシオ・テクノロジー編)
計測業界の皆様必見!身近な悩みを解決できる動画を多数ご用意いたしました。問題解決のご参考にぜひご活用ください。
トピックス
- 2023/08/08
- TEST2023 第17回総合試験機器展 2023年9月13日(水)~9月15日(金)
- 2023/08/04
- 夏季休業のお知らせ
- 2023/05/09
- 第6回ものづくりAI/IoT展 2023年6月21日(水)~23日(金)
- 2023/04/18
- ゴールデンウィーク休業のお知らせ
業界ニュースや登録メーカー各社の最新の情報をお届けいたします。