3分でわかるブルーライトのお話
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ブルーライトが注目されているのはなぜ?

ブルーライトってどんな光?
ブルーライトとは青色の照明光のことです。人が見ている光は「可視光」と呼ばれ、380nm~780nmの間と言われています。その中でブルーライトは380nm~495nmの青色領域の光を指しています。

- 白色光の中にはブルーライトも含まれています。
- 太陽光や蛍光灯にも含まれていますが、白色LEDの場合は特に多く含んでいます。
蛍光灯やハロゲンフィルターに青色のフィルターをかけて、青色成分だけ取り出して使用する場合も含みます。
ブルーライトで目が悪くなる?

強い青色光を長時間見続けると、目に傷害が発生することが知られています。
JIS C 7550 「ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性」では、網膜に傷害を与える可能性の強い領域として、「青色光傷害作用関数」を定義しています。この領域は、白色LEDの青色成分の領域と重なっているため注意が必要と言われています。
ヘッドライトなど高輝度のLED光源を直接のぞかないように注意が必要です。
睡眠のリズムが崩れていませんか?
人が眠くなるのは「メラトニン」と呼ばれる体内ホルモンが関わっています。そのメラトニンは暗くなると分泌を始め、体温・脈拍・血圧が下がって、体は「睡眠モード」になります。

夜間でも、メラトニンの分泌に作用する波長の光(ブルーライト)を見ていると、メラトニンの分泌量が低下します。 ブルーライトを浴びることで、メラトニンの分泌量が下がると、生体リズムが崩れ、睡眠不足になる可能性があります。寝る前にはブルーライトを見たり、浴びないようにしたほうが良いかもしれません。
ブルーライトは防犯効果がある? | ブルーライトって危険なの? |
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青い光のイメージの中には、「静かな」、「落ち着いた」と言うようなものがあります。 海外では、青色照明等を設置したことで、麻薬常習者の静脈が見難くなり、静脈注射を打てなくなってしまいました。その結果、その地域での麻薬関連犯罪の検挙率が低下したそうです。科学的に、青色照明による防犯効果は証明できていませんが、青色照明灯を防犯灯として設置したことをきっかけとして「防犯活動が盛んになった」という効果があったようです。 | 身の回りにある液晶テレビや携帯端末は、目に傷害を与えるほど明るくないので問題はありませんが・・・・・。(睡眠のリズムが崩れる場合がありますので注意が必要です。) 大型の高輝度LEDタイプの照明装置や、自動車のLEDヘッドライトなどは、近くで見たり長時間直視すると目の網膜に傷害が起こる可能性があります。 |
このような光をコントロールして安全に生活する為には
専用の計測器を使用してブルーライトを測る必要があります。