小型~中型部品向けの工業用高分解能CT検査装置
1台または2台搭載したモデルを展開するFF35 CTは、自動車、エレクトロニクス、航空、材料工学などで製造される微細部品から中程度のサイズの部品の検査に最適です。
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1台または2台搭載したモデルを展開するFF35 CTは、自動車、エレクトロニクス、航空、材料工学などで製造される微細部品から中程度のサイズの部品の検査に最適です。
YXLON FF35 コンピュータ断層検査(CT) 装置は、幅広いアプリケーションで抜群の精度を発揮します。X線管を1台または2台搭載したモデルを展開するFF35 CTは、自動車、エレクトロニクス、航空、材料工学などで製造される微細部品から中程度のサイズの部品の検査に最適です。
–1台または2台のX線管を搭載する構成により、多様なニーズに対応
–新型の水冷式190kVトランスミッションX線管を搭載し、150nmまでの微細構造を鮮明な2D画像で取得
–グラナイト(花崗岩)ベースのマニピュレーターにより、温度を安定化
–直感的で簡単なタッチパネル操作
–ヘリカルCTスキャン、水平方向に拡大された観察視野、仮想回転軸、Quick/QualityScanの標準搭載など、さまざまなアプリケーションに柔軟に対応
–MPE~SD~= 8 μm + L/75の精密計測(VDI 2630-1.3規格の球間距離の偏差で計測)
FF35 CTは、コンパクト設計の高分解能コンピュータ断層検査装置であり、小型~中型部品の検査に最適です。 –エレクトロニクス部品(SMDなど) |
FF35 CTの大きな特長は、X線管を2台(ナノフォーカストランスミッションX線管と高出力マイクロフォーカスX線管)搭載できるオプション構成です。これにより、非常に幅広いニーズへの対応が可能になります。X線管は、ボタン1つでそれぞれ個別に調整できます。 |
装置の操作性も高く、2つのタッチパネルからアイコンを使って簡単に操作できます。 また、高度なユーザ支援機能も搭載されています。たとえばサンプル衝突防止機能は、試料の外形を360°の全方向から自動計測することで、X線管と検出器の衝突を防止します。 HeliExtend は、ヘリカルCTスキャンおよび再構成を実行する機能です。このスキャン法により、試料が縦長形状であっても、上から下までを高倍率で拡大した鮮明な画像の取得が可能になります。 |
仮想回転軸(FlexCenter)は、スキャンの回転中心の選択を可能にする機能です。観察が容易になり、検査にかかる時間を短縮できます。また、ROI(関心領域)が物理的な回転中心から外れても、試料の位置を調整する必要がありません。 |
装置の稼働状態を示すさまざまなパラメータが自動的にモニタされ、監視結果が「信号機」のようなグラフィックで表示されます。また、装置の稼働状態やCT検査(および再構成プロセス)の進捗情報にリモートアクセスし、状況を把握することも可能です。 |
製品仕様
サンプルの直径 | 530 [mm] (20.9インチ) |
サンプルの高さ | 800 [mm] (31.5インチ) |
最大サンプル重量 | 27 kg |
システム寸法(W/D/H) | 2960 x 1590 x 2120 [mm] |
X線管 | Y.FXT 225.48 reflection tube, additional optional Y.FXT 190.61 transmission tube |
CTモード | QuickScan®、QualityScan、コーンビームCT、ヘリカルCT、仮想回転軸、FoV拡張、ボリュームクロップ |
マニプレータ | グラナイトベース、アクティブエアダンピング、6~8軸、ワイドFDDレンジ |