ミリ波をカバーするベクトル信号発生器
R&S SMM100Aベクトル信号発生器は、LTEや5G NRのほか、最新のWLAN規格であるWi-Fi 6Eを含め、あらゆるワイヤレス通信規格が利用する全帯域をカバーします。さらに、この信号発生器がもつ1 GHz という最大RF変調帯域幅は、IEEE802.15.4zのHRP-UWBを始めとして、もっとも厳しいワイヤレス規格の仕様をフル活用する機器の評価にも対応できます。
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R&S SMM100Aベクトル信号発生器は、LTEや5G NRのほか、最新のWLAN規格であるWi-Fi 6Eを含め、あらゆるワイヤレス通信規格が利用する全帯域をカバーします。さらに、この信号発生器がもつ1 GHz という最大RF変調帯域幅は、IEEE802.15.4zのHRP-UWBを始めとして、もっとも厳しいワイヤレス規格の仕様をフル活用する機器の評価にも対応できます。
R&S SMM100AのSSB位相雑音は< –129 dBc@1 GHz(20 kHzオフセット)で仕様化され、代表値はさらに5 dB低い–134dBcを達成しています。その優れたRF特性により局部発振器(LO)としての使用だけでなく、より高い周波数において優れた変調特性を提供します。例えば、3GPP Test Model 3.1に準拠した5G NR 100 MHzの信号を28 GHzのキャリア周波数で測定したEVMは< –42 dB (0.8%)と、驚くべき性能を実現しています。
WLANは、高周波化と広帯域化へ移行しています。Wi-Fi 6Eでは、5.8 GHz〜7.125 GHzの周波数範囲が使用されます。IEEE802.11be などの将来のWLAN規格では、320 MHzの信号帯域幅がすでに規定されています。さらに、EVMとして-50 dB以上が求められており、こうした厳しい要求にも十分に対応できます。
8.4インチのタッチスクリーンと、グラフィクスを多用したGUIにより使い易さを向上させました。内蔵のグラフィカル解析機能により、信号流路全体のさまざまなポイントで構成されたベースバンド信号を検証できます。