すべての透明性を求められる用途に精密で信頼性の高い透過ヘイズ測定機器
透明性を求められるプラスチックフィルムやガラス、レンズなどの用途での全光線透過率、透明度、透過ヘイズを測定します。
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透明性を求められるプラスチックフィルムやガラス、レンズなどの用途での全光線透過率、透明度、透過ヘイズを測定します。
今までの透過測定は全光線透過率と透過ヘイズ測定が主に行われてきました。 昨今の高機能フィルムの技術進歩が行われており、透明フィルムや透明プラスチック の付加機能が多く施されています。その中でAGフィルムに代表する写り込み防止機能を有するフィルムは、表面に多くの微細な凹凸やテクスチャーが付けられ、艶消しにならない程度に微細に光を拡散させています。これはヘイズのように白く濁ったものではなく、ピントがずれたようなぼやけた不透明のような見た目になります。この要因は光の拡散パターンにあります。
■ヘイズフィルム=全体が白く濁る=透過ヘイズ
■AGフィルム=全体がボケて見える=クラリティー(透明性)
①樹脂またはコーティング液の硬化収縮により、透明製品内部または表面に微細な光の屈折ポイントが発生する場合
②樹脂冷却時の行程で、設備的要因・人員的要因などでばらつきが生じ、微細な光の屈折ポイントが発生する場合
③透明製品の表面処理で、コロナ放電等やバーナーを使用したフレーム処理を行い細かいテクスチャーによる、微細な光の屈折ポイントが発生する場合
④写り込み防止目的で、ナノサイズに分散されたシリカなどのフィラーを使用し細かいテクスチャーによる、微細な光の屈折ポイントが発生する場合
⑤その他、屈折ポイントが発生する場合すべて
haze-gard i は全光線透過率・透過ヘイズの測定の他に、クラリティー(透明性)測定用に専用リングセンサーを搭載しています。これにより2.5度以下の挟角拡散の計測を可能にし、更なる定量的な数値管理を可能にします。
haze-gard i は1台で複数の国際基準に準拠した「全光線透過率」と「透過ヘイズ」測定が可能です。特に1度の測定で異なる3種類の光源規格(D65,A,C光源)を同時に結果出力が可能です。
■ASTM D1003 A及びC光源 非補償法
■ISO 13468 D65光源 補償法
※ヘイズガードiはダブルビーム法を採用しておりますので、補償ポート測定なしで測定が可能です。
本体はオープン型になっており、サンプルサイズを選びません。また、測定位置も自由に変更が出来るのでばらつきやムラなどの測定管理が容易に行えます。
縦置きも可能なhaze-gardi。ディスプレイ表示も天面に合わせた回転機能付きです。また、フットスイッチも完備していますので両手が塞がっていても、測定が可能です。